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Masterplan / Conformicide
インストの前半と爆発的疾走へ転じる後半の二部構成に、
テクニカル且つドラマティックな見せ場を盛り込んで
6分以上の長尺を飽きさせることなく聴かせ切った
アルバム後半のハイライト・ナンバー。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-11-07 22:59:38)


Hang 'em High / Conformicide
このレベルの楽曲をアルバム毎に用意できるのであれば
HAVOKは今後も安泰だな!と思わせてくれる、
ゴリゴリ鳴りまくるBに引っ張られる形でタイトに
疾走するスラッシュ・ナンバーの逸品。
一緒に叫ばずにはいられないコーラスに血が滾ります。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-11-07 22:53:46)


Conformicide

‘14年には来日公演も行っているコロラド州デンバーの4人組スラッシャーが、新たにCENTURY MEDIA RECORDSと契約を交わし4年ぶりに発表した4thアルバム。何故にそれほどブランクが空いたのかっつーと、リーダーのデヴィッド・サンチェスがハイキング中に左手首を骨折して9か月以上もギターに触れない時期を過ごしたためだとか。
構築感重視のTESTAMENT型だった1stと2nd、奔放なEXODUS型へとサウンドのマイナー・チェンジが図られた3rdと来て、骨折期間中に味わったフラストレーションもたんまり音の方に込められているという今作は、MEGADETHを思わす展開が多用された⑤を筆頭に、5~7分台と割と長尺めの曲を多数収録する等、まるで全編に亘って派手に鳴らしまくる新加入の腕利きBの存在に触発されたかの如く、テクニカル・メタル寄りのアプローチが目立つ。またVoと2本のGがメロディックに歌う正統派HM風の⑩あり、PANTERAのカヴァーに挑戦してみたりと、曲作りの幅もこれまで以上の広がりを提示しています。
果たして1曲目のグルーヴィなイントロを聴いた時はどうなることかと思いましたが、後に続く②は一緒に叫びたくコーラスを有した血沸き肉躍る名曲。以降も、薄暗い緊迫感を湛えて突っ走る③、緩急を効かせた⑥、切れ味鋭く突撃する⑧といった優れたスラッシュ・ナンバーが要所を締めてくれるお陰で、本編は終始高いテンションを保持。そもそも前述の①からしてイントロが終わった後は激走へと展開していく佳曲なわけで。
聴き終ってみたら「これはこれで非常に優れたスラッシュ・メタル・アルバムであった」と、結局前作を聴いた時と全く同じ結論に落ち着くのでありました。良いですよ、これ。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-11-06 23:13:44)


Prepare for Attack / Time Is Up
havokの曲の中ででは一番のお気に入りなんだけど、ライブではやってないみたい。生でも聞きたいんだけどなー。

名無し ★★★ (2017-09-30 23:21:57)


Prepare for Attack / Time Is Up
なぜこんなにも発言がない?こんな人が少ないとこで言うのもなんだが、こういう若手を応援しなきゃメタル・シーンの未来はないぞ!

名無し ★★★ (2016-07-13 21:13:48)


Burn

哀愁のあるイントロの①からテスタメント風に疾走する②の流れにニヤニヤさせられました。2009年リリースの1st。もったいつけた長めのイントロから軽快に走りだす③とスリリングな展開とダイナミックな演奏が惹きつけますね。それ以降も速いだけではない緻密な構成が光る楽曲が続き飽きさせません。特に攻撃的なリフワークから繰り出されるアグレッシブな楽曲に彩りを添えるテクニカルなソロと聴かせるギタープレイは素晴らしい。圧倒的な迫力で迫ってくるスピード感、破壊力どれをとっても一級品、デビュー作とは思えない質の高い一枚です。⑤の中盤で聴ける叙情的なパートがお気に入りです

失恋船長 ★★★ (2014-06-12 20:10:53)


Time Is Up

最近のプチスラッシュリバイバルブーム?みたいなもんがあるのでしょうか??新人の良質なバンドがゾクゾクと出ているようです、マメにチェックしないと置いていかれる世界ですねぇ。2011年にリリースの2ndなんですが、前作よりも確実にレベルUP、メンバーチェンジが功を奏しリズムプレイも向上、シャープなキレが心地よいですね。ザクザクと刻まれるリフ、叙情的と言っても過言ではない印象的なフレーズを奏でるギター、ベースのアタック音もカッコいいわ。パンキッシュな①、印象的なメロが耳を惹くクランチーな②テクニカルかつ華麗なソロも印象的なメリハリの効いた突貫スラッシュナンバー③と頭3曲を聴き早くも名盤確定と言い切れる魅力的な楽曲が続き思わずガッツポーズ、とどめに④のイントロからのアグレッシブな展開に悶絶させられ、その噛みつくほどに獰猛な歌声もバッチリとハマりは迫力も倍増、底を見せないバンドの高いポテンシャルに身震いさせられます。⑥以降も多彩なスラッシュナンバーを放り込み飽きさせない構成も見事、精密機械の如くタイトな演奏に釘付けですね。これからスラッシュに触れてみたいと思う若い人にこそ聴いて欲しい一枚、そしてBIG4以外にも凄いバンドがいる事を僕のようなオッサンにも薦めたい強力な一枚ですよ。オシャレとは無縁なアメリカ産とは恐れ入りました。

失恋船長 ★★★ (2014-06-12 19:53:30)


Unnatural Selection

個人的には残念な出来の3rd。普通に品質の高いスラッシュメタルですし、B!誌とか
でも良い評価をされそうな出来ではあるのですが。前作まであった行き過ぎなまでの
80年代スラッシュ愛があまり感じられないのがちと辛い。聴いてると90年代の
スラッシュ衰退期以降、具体的には中期から最近のEXODUSを想起させる音像。
ただベテラン勢が生きのいい作品を出しているのだから、少なくともパワーだけは
凌駕するような作品であって欲しかった。(FORTEやIMAGIKAとかみたいにねぇ。まあ、
HAVOKの方がポテンシャル自体は上だと思いますが・・・。)

良い点も書きます。ミドル曲が増えたが、曲自体は結構練ってます。音質は更に良好に
なりました。ヴォーカルは更に表現力が増してます。決して悪い出来では無い事は強調
します。

cri0841 ★★ (2014-01-03 00:06:15)


The Root of Evil / Burn
ドラマチックな1曲目から続くオープニング曲。完全に80年代の雰囲気。
ミドルテンポから急激にスピードアップを繰り返す、実にスラッシュメタル
らしい曲。グルーヴもあるし、怒りを撒き散らすヴォーカルが実に素晴らしい!
激情が理性に振り回されてるように暴走する!

cri0841 ★★★ (2014-01-01 22:36:19)


Afterburner / Burn
余りのテンションの高さに唖然呆然!これで首振れないヤツは
もはやスラッシャーでは無い!

cri0841 ★★★ (2014-01-01 22:30:30)


Category of the Dead / Burn
ほとばしるほどの殺気!まさに怒濤のスラッシュ!
このヴォーカル、情念があって怒りの乗せ方が上手いですね

cri0841 ★★★ (2014-01-01 22:27:15)


Time Is Up

純粋に完成度を比べたら、1stとは比較にならないほどアップしたってのが
順当な感想でしょうね。一番は音質の大幅な向上ってのがあるんでしょうけど。
非常に切れ味の鋭いスラッシュメタル!速さだけじゃ無く、グルーヴもメロディも
上質。ツインギターのハモリもたっぷりあるので、正統派好きにもオススメ。
2ndにして、既に名盤のレベル。ベイエリア・スラッシャーは感涙でしょう。
まあ、「まんまEXODUSじゃないの!」「MEGADETHかよ!」ってのは今回もあるけどw
日本盤は出して欲しいですよね。俺みたいに聴き漏らしてる人がいるとすれば余りに
惜しいですもの。

cri0841 ★★★ (2013-12-30 16:11:15)


Burn

80年代ベイエリアスラッシュ黎明期へのリスペクトだけで作られたような
勢いをヒシヒシと感じる作品!特にTESTAMENTへの傾倒はもの凄く、
曲によっては「まんまじゃねぇか!」と思わず叫びたくなったわw
ちょっとパロディに片足突っ込んだ部分もある気がするが、多分
確信犯だろうなぁ。しかし、このリフリフリフの絨毯爆撃は後追い
スラッシャーの私にも非常に心地よい!
現代のバンドってのもあるだろうけど、多分初期のTESTAMENTや
EXODUSよりアグレッシブかつパワフルだと思う。特に後半戦の
怒濤の畳みかけは息もつかせぬほど!ヴォーカル・ツインギター・
ベース(よく聴こえる!)・ドラム全てのパートが若さに任せて一気に
襲いかかってくる様は圧巻!

1stにして、自分らのやりたいことを全てやろうとする姿勢は、詰め込み過ぎ
なのかも。でもなかなか侮れないよ。ツインギターは結構メロディアスで
叙情的なパートも入ってて、そんなにアグレッシブ一辺倒でも無いです。

実は彼らの作品の中では一番のオススメです。完成度?知らん!勢いを買え!
時代錯誤さにおっさんスラッシャーは聴いてて20~30年は若返った気がするハズw

cri0841 ★★★ (2013-12-30 14:44:04)


Unnatural Selection

SLAYERとSEPULTURAのカヴァーも収録したEP『POINT OF NO RETURN』でワンクッション置いた後、'13年に発表された3rdフル・アルバム。
ミックスをテリー・デイト、マスタリングをジェイムズ・マーフィが手掛けるという必勝オーダーが組まれ、歯切れ良いVo、ザックザクのGリフ、機動力に富むリズム、フラッシーに花咲くツインGとが威勢良く突っ走る、HAVOK流スラッシュ・メタルの旨味成分がパンパンに詰まった名曲①で幕が上がる本作ですが、聴き進めていくと何やら違和感が。
全体的に音圧が低く、かっちりとした整合性が感じられた前作に比べ、よりメロディアスに「歌っている」Vo、弾むような軽快感を伴って疾走するリズム等、どちらかといえば、カラッと乾いたノリの良さが重視されていることが原因かと。例えるなら、TESTAMENTのアルバムだと思って聴きてみたら、始まったのがEXODUSのアルバムだった・・・みたいな?
これはこれで間違いなく痛快なスラッシュ・アルバムですし、キレのある演奏が映える楽曲の数々、例えば運動中枢を直撃する③や、キャッチーな曲調に無性に頭を振りたくなる④みたいな名曲は、アルコール類のお供に最適。ただこの音をHAVOKに求めていたかと言えば・・・うーむ。
尤も、他にも①②⑦⑩といったクールなスラッシュ・ソングが並ぶ本作に、三ツ星の評価を与えることに何ら躊躇はありませんけどね。

火薬バカ一代 ★★★ (2013-10-03 22:30:32)


Prepare for Attack / Time Is Up
機敏に動き回るツインGに、ドスの効いたシンガロング・パート、
それに何より、ドラマーの交代で格段に切れ味と突進力を増した
リズム面強化の効果が如実に表れているOPナンバー。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-07-22 21:41:39)


Afterburner / Burn
アルバム中、最もスラッシュ・メタルらしいスラッシュ・ソング。
“AFTERBUNER”のタイトルに相応しい高推力で突進する
尖がった曲調は、ガンガン頭振らずにはいられない暴力衝動にも
火を点けてくれます。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-07-21 21:38:33)


Category of the Dead / Burn
デヴィッド・チャべスがシュレッダーとしてはもとより、
シンガーとしての才能も発揮した名曲。
別にメロディアスに歌い上げているわけじゃありませんが
切迫感を撒き散らしながら畳み掛けて来る
歌メロのカッコ良さにテンション上がりまくりですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-07-21 01:01:20)


Time Is Up

相変わらずジャケットはイマイチですが、中身はデビュー作『BURN』を凌駕する高品質なスラッシュ・サウンドが詰め込まれている、'11年リリースの2ndアルバム。
サイドGとDsにメンバー・チェンジが発生しているものの、大黒柱たるデヴィッド・チャべス(Vo、G)と、激しく動き回るBプレイで本編にゴリゴリとアクセントを入れまくるジェス・デ・ロス・サントスの2人が健在ゆえ、音楽性に大きな揺らぎはなし。寧ろ、前任者以上に精密なドラミングをこなせる新メンバーの加入によりサウンドの切れ味が大幅な向上を遂げ、それゆえ楽曲が備える攻撃性や疾走感がグッと際立って聴こえるという好結果に繋がっています。
特に②④⑤は、ザクザクのGリフと起伏に富んだリズムに乗って、力強いシャウトを轟かせるVo、そして息の合ったツインGとがテクニカルに乱舞するという従来の魅力に加えて、メロディや曲展開のキャッチーさも強化が図られているという隙のない名曲っぷり。
他にも、一層タイトに鍛え上げられた①③⑥のような高速スラッシュ・ナンバーの仕上がりも上々で、本作は日本盤が出てないのが不思議なぐらい高品質な1枚となっております。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-07-19 23:17:35)


Burn

コロラド州デンバー出身の4人組が、'09年にCANDLELIGHT RECORDSから発表した1stアルバム。
サンクス・リストに並ぶバンド群、LAZARUS A.D.、BONDED BY BLOOD、SKELETONWITCH、VEKTORらと共にNWOTMの盛り上がりの中から伸してきた彼らですが、ヨーロッパよりもベイエリア・スラッシュ勢からの影響が色濃く感じられるサウンドは、かっちりとした音作り(派手に動き回るBの音がちゃんと聴き取れるのが嬉しい)に、スピードよりも展開を重視した収録楽曲等、良い意味で新人スラッシャーらしからぬ落ち着きが感じられ、特に叙情インスト曲①に導かれてスタートするヒネリの効いた②は、本作の方向性を如実に示した名刺代わりの1曲かと。
テクニカルな2本のGが繰り出す、鋭角的なリフと滑らかなメロディの組み合わせはTESTAMENTがお手本かな?(実際メンバーの1人は彼らのTシャツを着用)
幾つかの楽曲は、こねくりが過ぎて曲の輪郭がぼやけてしまっている点が玉に瑕ですが、VoとGがメロディアスに歌うパワー・メタリックな④、畳み掛けるように襲い来る⑩、切迫感と爆発的な疾走感に血圧が上がる⑫を筆頭に、本編には聴いているだけで血が騒ぐ名曲が多数収められており、デビュー作でこの完成度の高さは実に立派ですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-07-17 21:53:17)