1979年、アメリカ合衆国カリフォルニア州リッチモンドにて結成されたスラッシュメタルバンド。
1993年に一回解散するが、1997年に一時再結成を行う。2001年に再々結成し、以後継続して活動中である。
スラッシュメタル黎明期より活動を行い、Metallica、Megadeth、Anthrax、Slayerなどと共にスラッシュメタルの確立に大きく寄与した。MetallicaのKirk Hammetが結成時のメンバーであることでも有名であり、後年レコーディングにゲスト参加もしている。
Exodusの特徴的なザクザクとしたソリッドな独特のリフのカッティングは「ベイエリア・クランチ」と呼ばれ、世界中のスラッシュメタルバンドはもとより、デスメタルバンド達にも大きな影響を与えた。
しかし、Metallica、Megadeth達が商業的に成功する中、所属レコード会社とのトラブルなどの不運が重なったこともあり、商業的に成功する事は無かった。
また、アメリカ西海岸で一緒に活動していたTestament、Forbiddenといったスラッシュメタルバンドはいずれもベイエリア・クランチを特徴としていたこともあって他のスラッシュメタルとの差別化を図る意味で「ベイエリア・スラッシュ」と呼ばれている。
曲中での効果的な倍速テンポチェンジがしばしばあり、8分音符と16分音符をうまく組み合わせたスピーディーなリズムを多用する。
スラッシュメタル系のバンドは音楽性の変遷が激しいバンドが多いが、Exodusのサウンドの特徴はバンドの時期を問わず余り変わらない。
スラッシュメタルバンドとしては曲の尺が長めで、解散前より復活後の方が6分を超える曲が増加する傾向にある。
2013年までに世界総売り上げは500万枚以上を記録している。
Current members (リーダーはGary Holt)
Tom Hunting – drums (1980–1989, 1997–1998, 2001–2005, 2007–present)
Gary Holt – guitar (1981–1993, 1997–1998, 2001–present)
Steve Souza – vocals (1986–1993, 2002–2004, 2014–present)
Jack Gibson – bass (1997–1998, 2001–present)
Lee Altus – guitar (2005–present)