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Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★ (2012-08-04 00:46:31)

思わず「もうちょっと何とかならんかったのか・・・」と声を掛けたくなる貧相なアートワークが目印の、'92年発表の9thアルバム。しかし見た目に反して中身は充実しているのだから流石はDEMON。
前作『HOLD ON TO THE DREAMS』を最後にKey奏者のスティーヴ・ワッツが脱退してしまったため、今回から曲作りのパートナーがスティーヴン・ブルックス(G)に交代しているのですが、これによりプログレ・テイストや大作主義が綺麗サッパリ取っ払われ、ソリッド且つコンパクトにまとめられた楽曲は過去最高にギター・オリエンテッドでヘヴィ・メタリック。
反面、メロディにキャッチーさが欠ける場面も散見され、その辺りにはやはりスティーヴ・ワッツの不在を実感せざるを得ないわけですが、スティーヴン・ブルックスもその穴を埋めるべく、ソング・ライターとしてもギタリストとしても奮闘しており、特に、Gが咽び泣くイントロから一気に惹き込まれてしまう⑤、キビキビとアップテンポの⑥、起伏に富みドラマティックな⑪、タイトルからして名曲の風格を漂わす⑫は、相変わらず燻し銀の魅力を発散しまくりのデイヴ・ヒルの親父声Voと、哀愁に満ちたメロディ・センスに冴えを感じさせるスティーヴンのGプレイにグッとくる逸品です。
ジャケットで引かずに、まずは一聴をお薦めしたいアルバムですね。




2. 失恋船長 ★★★ (2016-01-13 14:40:51)

前年にベスト盤「Anthology」をリリース。メンバーチェンジもあり一区切りをつけたような印象が強いですね。キーボードが抜けた分、それまで極めてきたプログレテイストや突き抜けるキャッチネスさは減退しましたが、エッジのあるギターと軸に、いい意味で古臭いNWOBHMテイストの復活、アコギからハードな流れに展開する「Sacred Heart」の構成や音使いなど流石の一言に尽きます。芸の細かいアレンジと聴かせる技術の高さ、デビューしてからコンスタントに作品をリリースしてきただけの事はありますね。哀愁漂う強烈な伝統美が貫かれた一品。これもDEMONサウンドの一翼を担う作風である事に間違いありませんね。今作リリース後、彼等も時代の波に飲み込まれ解散、完全復活を待つのに2012年まで掛かるのですが、興味のある方はサタニカルな面もフューチャーされたNWOBHM印満載の「NIGHT OF THE DEMON」、大衆性も加味されつつもハードさやドラマ性は失われない一代叙情詩が貫かれた名盤「TAKING THE WORLD BY STORM」など聴いて欲しいですね。


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