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FIRST UNDERGROUND NUCLEAR KITCHEN (2008年)
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FIRST UNDERGROUND NUCLEAR KITCHEN
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解説 - FIRST UNDERGROUND NUCLEAR KITCHEN
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-09-22 10:04:23)

その音楽性ゆえ敬遠され、中古盤屋じゃ安値で見かける機会の多いグレン・ヒューズ(Vo)のソロ・アルバム。ただ何故か’08年発表の本作だけはプレミア価格が付けられていて、FRONTIER RECORDSからのリリース(日本盤の発売はキング)だし、もしかしてメロハーでも歌ってくれているのか?と期待してしまいますが、CDを再生すると流れ出すのは、黒いフィーリング全開の粘っこい歌声と、柔軟なリズムのコンビネーションが生み出すグルーヴに思わず身体が横揺れを始める、いつも通りのファンク/ソウルを基調としたサウンドです。
同じ虹紫ファミリーで、「メタルを歌うのに打ってつけの声の持ち主ながらメタル自体はあんまし好きじゃない」という似た志向の持ち主だったグラハム・ボネットが、近年はガンガンHM街道を邁進しているのに対し、こちらは相変わらずのマイペースを維持。何せ表題『FIRST UNDERGROUND NUCLEAR KITCHEN』の頭文字を取るとF.U.N.K.になるってんだから、その拘りは徹底していますよ。
尤も、HR/HMと若干の距離を感じる音楽性だから本作にガックリ来たかと言えば、そんなことは全然なく。盟友チャド・スミス(Ds)やJ.J.マーシュ(G)といったお馴染みの面子による表情豊かな演奏と、ソウルフルな節回しから一気に駆け上がるハイトーンまで、衰え知らずのグレンの神唱を得て躍動する楽曲は、都会的洗練を身に纏わせ、グルーヴのみに偏重することなくメロディは存外にキャッチー。特にホーン・セクションが映えるクールな④、ストリングスをフィーチュアしたドラマティックなバラード⑩等の出来栄えは絶品です。
演りたいことを演りたいように演ってるグレンの幸福感がこっちにも伝播してくる1枚。



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