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ODIUM'S SPRING (2007年)
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ODIUM'S SPRING
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解説 - ODIUM'S SPRING
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-09-10 23:10:38)

2007年発表の4th。

実はこの作品、当時聴いた時は余り好きになれなくって、時間を置いて聴いたら気に入った…というアルバムだったりします。作風としては、ドガバキダイナミックに疾走するドラムと、粗いだけでなく、重さや厚みもしっかり感じさせる刻みリフの迫力ある絡みを軸に据えた、非常に攻撃性の高いブラック。そこにアトモスフェリックなキーを被せ、直接的な暴力性だけでない邪悪さを演出しようという試みも見られます。

他のジャーマンブラックと比べると、デス的なダイレクトな攻撃性が高く、メロディアスな部分は少なめですが…いかにもジャーマンブラックらしい冷厳なトレモロが聴ける8曲目、スケールの大きい邪悪さの感じられるラス曲など、メロディを活用する場面ではしっかり聴かせてくれるのが良いですね。まあ個人的にはもうちょっとだけメロディアスな方が好みだったりしますが。

今聴くと、ダイナミックで破壊的かつ、アトモスフェリックさも演出する音が心地良く聴けて、決して悪い作品ではないと思うんですが…おそらく当時嵌まらなかったのは、メロディ(トレモロ)成分少なめなことに加えて、バスドラの床を踏み抜くようなビキビキした音が苦手だったせいもあるかもしれません。その辺りちょっと音作りに癖があるんですが、慣れるとかなりかっこよく聴こえます。



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