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SUNWHEEL
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Industry of Death
(Usher-to-the-ETHER)
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Industry of Death
2010年発表の1st。
耳に痛い音ではないものの、音像を覆うようなノイジーさのギターリフと、アトモスフェリックで澱んだ感じの音色の、厚みのあるキーボードが交じり合い、終末的な雰囲気を漂わせるシンフォニック・ブラック。良く聴くとギターリフなどにはメタリックであったり、メロディアスな部分も多いものの、この手のジャンルの中でもかなり重苦しいムードを醸し出している音だと思う。
常にどす黒い雲が垂れ込めている感じの音作りに呼応するかのように、ヴォーカルもこの手にありがちなハイピッチ絶叫ではなく、何かを威圧するかのようなデスメタル的な低音咆哮を聴かせるタイプ。食い縛った歯の隙間から憎悪や怨嗟が漏れ出しているような、感情の篭もった声。このバンドは以前Swastyka(鉤十字)を名乗っていたことからも分かるとおり、NS的な思想を持っているようですが、この人を寄せ付けない雰囲気はそういった思想に由来するのかもしれません。
シンフォブラックらしいメロディアスさ、質の高さはあるものの、同時にカルトな雰囲気もしっかり感じさせてくれるアルバム。シンフォ系としては33分と演奏時間は短いものの、個人的にこの雰囲気の濃さはかなり好きですね。
Usher-to-the-ETHER
★★★
(2012-10-02 21:32:18)
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