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THE SUN I CARRIED ALONE (2011年)
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THE SUN I CARRIED ALONE
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解説 - THE SUN I CARRIED ALONE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-10-08 08:19:35)

2011年発表の3rd。

ISKALDはこれしか聴いてないんですが、何気に大名盤なんじゃないでしょうか…少なくとも、メロディックブラックというサブジャンルの中で、代表格のバンドと上位の座を争えるだけのクオリティは持っていると思います。流石に質の高いブラックの作品をリリースし続けるIndie Recordingsから出てるだけのことはあります。

音は、端的に言ってしまえば「Isa」期のENSLAVEDをメロブラ化した感じ…なんですが、まず当時のENSLAVEDを思わせる音の作り方自体が素晴らしい。メタルとしてのマッシブさをしっかり伝え、その骨太さがどこかスピリチュアルにも感じられる力強い音質ですが、決してオーバープロデュースでやかましいだけになる事はなく、繊細さも残してくれている音作り。トレモロを前面に出したパートやツーバス連打のパートなんて甘美過ぎてそれだけで悶絶。

そして楽曲自体も当然の如く素晴らしい。
ファストブラック等と比べると全体的なスピードこそ抑え目なものの、左右ギターの絡みによる変幻自在なリフ中心で展開していく曲作りは非常にドラマティック。暴雨の中櫂を漕ぐかの如き力強さの刻みリフの中、バンド名同様の冷たさや、エピックな悲哀の篭もったトレモロが炸裂するギターワークが本当にかっこいい。本当に、聴いてるだけでうっとりとなれます。

これ、初心者から上級者まで、メロディアスなブラックメタルが嫌いでないならば、決して買って損はない作品だと思う。メタルとしてハイクオリティで、かつ作品の端々からブラックメタルバンドとしての矜持が滲み出てくるようなアルバム。個人的にはメロブラが好きであれば必ず押さえておいて頂きたい作品です。



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