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SCHATTENWAHN (2011年)
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SCHATTENWAHN
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解説 - SCHATTENWAHN
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-10-10 20:50:08)

2011年発表の2nd。
韓国のMisanthropic Artより発売。

作風は、メロブラの中でもジャーマン系と北欧系の両方の特性が感じられるような音ですね。氷の礫が吹き付けてくるような、ザラついたリフの音色、常に薄くメロウな雰囲気を醸し出しつつも、ここぞという所で印象的な泣きメロが炸裂するスタイルは、NEGATORやGRAUPEL辺りのジャーマンブラックに近い感じですが、時折現れる、スラッシーなリズムに哀愁の篭もった、キャッチーなメロが乗るパートはTAAKEやGORGOROTH辺りの、正統派メタルが根底にあるであろうタイプの北欧古参ブラックの影響も感じられたり。

その辺りの名の知れたブラックを比較対象に挙げたくなるほどメロディのセンスは良く、特に3曲目では、FUNERAL MISTの楽曲に出てきそうな宗教色の強いメロディも出てくるなど、単にメロウなだけではない邪悪さも感じさせてくれます。ヴォーカルも肺胞の一つ一つに溜まった邪悪の気を一気に吐き散らすかのような、憎々しげな高音絶叫スタイルですが、何気に呪詛系の呻き声も使っていたり、実は表現力がある声だと思う。

このバンドも大量のフォロワーを生んだりするような個性を持っているわけではないんですが、メロブラとして堅実に良い作品を作ってると思います。古参バンドを一通り聴いて、このジャンルにどっぷり嵌まる覚悟が決まった人ならば確実に楽しめる作品かと。もちろん、変にマニアックな所もなく純粋に高品質なメロブラなので、初心者が古参バンドすっ飛ばして聴いたとしてもしっかり魅力が伝わると思います。



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