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DEMO 2012
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解説 - DEMO 2012
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-11-06 23:15:23)

2012年発表の4曲入りデモ。
イントロ・アウトロを含め27分とボリュームはまあまあ。

国産の鬱ブラック期待の新バンドという触れ込みですが、曲によって見せる顔の異なる作品ですね(と言っても実質2曲ですけど…)。1曲目のイントロに続く2曲目は、物悲しく鬱エモーショナルなメロディを紡ぎ上げていくスローパートと、五寸釘を打ち付けるような、独特な音色のドラムが耳を惹くファストパートを組み合わせた緩急付いた楽曲。女性の悲鳴と、赤ちゃんの泣き声に男性の断末魔をプラスしたかのような、鬱ブラック特有の超高音絶叫も印象深い。

3曲目は、鬱アルペジオに音響志向を覗かせる低音を絡めたパートで聴き手の意識を沼のように引き込みつつ、篭もった音色のトレモロリフによる陰鬱なメロディを聴かせる楽曲ですが…このトレモロの篭もり具合がかなり素晴らしい。暗闇の中で何かが蠢いているような得体の知れなさを醸し出しつつ、個人的には耳に凄く心地良い音。ヴォーカルは悲痛絶叫も使いつつ、前曲よりも太いがなりスタイルでなかなか威厳があってかっこいい。4曲目はほぼノイズに徹したアウトロ的な楽曲。

欧米の行き過ぎた鬱ブラックって、鬱感情を垂れ流すばかりで聴き手にとってはちょっと退屈に思える展開も珍しくないんですが…この作品はどのパートも「聴かせたい箇所」が明確で、それがある意味での聴きやすさに繋がっている感じがしますね。カルトなようでいて、実は聴き手を凄く意識した作品なんじゃないかと。その辺り国産っぽいな、って思います。



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