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SADUS
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The Shadow Inside
(火薬バカ一代)
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The Shadow Inside
5th『OUT FOR BLOOD』(’06年)で復活を遂げたと思ったら、それから17年間も音沙汰がなかったSADUSからようやく届いた無事の便りがこちら。
残念ながら多忙につきスティーヴ・ディジョルジオは不参加(代わりに誰がBを弾いているのかはバンド側が言葉を濁しているため不明)。そのため当初は「スティーヴのいないSADUSなんて…」と、クリープの入っていないコーヒーばりに塩対応を取ってしまっていたのですが、いやこれが聴いてビックリ。地獄の亡者の断末魔もかくやなシャウトVoといい、機関銃弾顔負けの速射っぷりでリフをばら撒き、テクニカルなソロを焼き付かせるGといい、目まぐるしくも緩急自在に畳み込むDsといい、「悪くはないが」ぐらいの感想に落ち着いた『OUT~』を遥かに上回り、初期3作を彷彿とさせる勢いに満ちたスラッシュ・メタル・サウンドが全編に詰まった快作に仕上がっているじゃありませんか。そういやダレン・トラヴィス(Vo、G)とジョン・アレン(Ds)だってSADUSのオリジナル・メンバーであった、と今更ながら思い出し、ご両人に対し深々と頭を垂れたくなった次第。
冷静になってみると「キメ曲に乏しい」という弱点は今回も克服されていないようにも思えるのですが、どんより薄曇りのイントロから猛然たる疾走へと転じるOPナンバー①から、タイトルに相応しい切迫感漂わす④、一気呵成の⑤を経て、テンション高めなGソロをフィーチュアしてそこはかとなく劇的に展開されるラス曲⑩に至るまで、有無を言わせぬ迫力で押し出してくる本編を聴いている間は、そんなこと気にする暇もなかったですよ。
今度こそ活動が軌道に乗ることの願わずにはいられない力作です。
火薬バカ一代
★★★
(2025-03-24 23:43:50)
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