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MAN ON A MISSION
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1. 失恋船長 ★★★ (2012-12-18 09:30:54)

UFOのキーボード兼ギタリストで知られるポール・レインモンドのソロ第二弾。リリースは1999年だったと思います。前作の国内向けのリリースだった大谷令文に山下昌良、中間英明等が参加した1stを聞きたく部屋を物色していたら発見できたのがこちら、ギターにDANGER DANGERのアンディ・シモンズを向かえ王道を行く英国風HM/HRサウンドを披露、派手さはないが堅牢に伝統と誇りを守り通すような純度100%の作風に大いに懐かしい雰囲気を味あわせて頂きました。暗雲立ち込める灰色の世界、けして垢抜けない低温なのに湿度もソコソコな独特の音に引き込まれます。特にアンディ・シモンズのマイケル顔負けのエモーショナルなギタープレイがねちっこく弾き倒し本家に肉薄する勢い、主役であるポールの歌声もフィル・モグばりの味と老獪なテクニックを魅せつけ正にUFO風であり、英国的な老舗のサウンドに弱い方ならグッと来ること間違いなしな一品です。ゲストVoにフィル・モグも参加し、名曲「Lights Out」のカヴァーも聞けますが個人的にはテンポも遅く中途半端なヘヴィさが曲の軽快さを殺しアンディのギターも生きてこない気がしてイマイチでしたがUFOマニアなら手を出さないわけには行かないでしょう。爽快感すらある②やキビキビとしたハードさが躍動する③、キーボードも大活躍、浮遊感が漂うミステリアスな⑥、優しいバラード⑧あたりが好きですね。くだらない、しがらみに忙殺される年末年始の自分にはこれくらいのハードさが今は一番ですね。


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