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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-01-02 17:52:34)

2011年発表の5th。

なんか寝技や組み技が強そうなバンド名ですが(笑)、基本的には1349やDARK FUNERAL辺りをもう少しマイルドにした感じの、ファストパート中心のブラック。メロい中にも暗黒性を含ませたリフのメロディもこれらのバンドと共通しますが、DISSECTIONに通じる優美さやジャーマンブラック的な寒々しいメロウさも感じられ、よりメロディアスな感触の作風。ドラムがやや丸めの音で、一歩間違えればB級バンドにありがちなチープさを醸し出してしまいそうですが、この作品はそれがむしろリフのメロさや催眠性を強調している感じに仕上がってるのは、流石ベテランといった所でしょうか。

また、ごく一部ではゴシック的な女性ヴォーカル(ソプラノ・クワイア)を取り入れ、楽曲に変化を付けているのもいいですね。特に1曲目、天使メタトロンの台詞を美麗なソプラノが歌い上げた後、ヴォーカルが「おおメタトロンよ、俺を退屈させるな(Oh Metatron don’t bore me to death)」と続けるパートはケレン味たっぷりで実に燃えます(笑)。ただし質は高いものの、1349のような大きな話題を攫うバンドと比べるとインパクトの面では劣るのも否めないかも。個人的には音作りもリフ捌きも心地良くて、聴きやすくて好きですけど。

ベテランらしい堅実な作りで、ブラックメタルが元々好きな方であれば安心して聴ける作品だと思います。アメリカのAVERSE SEFIRA辺りを愛聴する方にもお勧め。こっちの方が大分分かりやすいですけど、聴き心地の良さは通じるものがあると思う。



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