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DAR DE DUH (2012年)
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DAR DE DUH
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解説 - DAR DE DUH
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2013-01-15 20:00:26)

2012年発表の1st。
ENSLAVEDのカヴァーと2010年のEPを加えた限定盤二枚組使用もあり。

NEGURA BUNGETの元メンバーが参加するバンドという触れ込みですが、確かにアトモスフェリックな要素とペイガン要素が同居するブラックと言うことで、路線の方も共通するものがありますね。NEGURA BUNGETも大概でしたが、こちらはそれ以上に前衛的というか、かなり風変わりな印象を受けるサウンド。

祭り系の歓声っぽいコーラスや民謡調のクリーンヴォーカル、薄暗いムードを壊さない程度の叙情的な笛メロなどを用いた祭儀的なパートと、深遠さを感じさせるスピリチュアルなキーボードがバンドサウンドを包み込む、アンビエンス重視のパートを両立させる構成が特徴で、聴いていると物質世界と精神世界を行ったり来たりしているような、何とも不安定な気分になる作品。

NEGURA BUNGETと比較すると、こちらはスラッシーなギターリフも登場するぶん、よりメタリックで実体的な音とも言えそうなんですが…何故か受ける印象はよりマニアックでシャーマニックな感じ。NEGURAと比べるとフレーズの印象度はちょっと弱めな感じもしますが、メタルとフォークの融合のさせ方のアイデアや世界観の演出の巧みさは引けを取らないのでは。

マニアックといってもフォーキッシュな叙情的メロディは鏤められており、初心者を完全に締め出すような作風というわけでもない辺り、割とバランス良く作られてると思う。個人的には刻みリフ頼りの部分はもうちょっと音が重くてもな…と思いますが、それだと雰囲気が崩れるように感じる人もいるのかも。



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