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Wuste / Wuste (Usher-to-the-ETHER)
Tokyo Daymare / Wuste (Usher-to-the-ETHER)
Tarn of Guilt / Wuste (Usher-to-the-ETHER)
South of Cincinnati / Wuste (Usher-to-the-ETHER)
Sult / Wuste (Usher-to-the-ETHER)
Wuste (Usher-to-the-ETHER)


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Wuste / Wuste
日本語のポエトリーリーディングを根幹に据えた曲。
…日本語の氏の朗読って、外国人にはなにか神秘的なものに聴こえるんでしょうか…この界隈でもSTAR OF ASHやWHENなどが、かなり重要な曲でそれを取り入れてますが…。

Usher-to-the-ETHER (2010-08-27 23:36:14)


Tokyo Daymare / Wuste
打ち込みリズムのループに、日本の街の音のサンプリングが乗る音作りが凄く印象に残りますが…確か、Maniacがループもフィールドレコーディングもやってるんですよね。そう考えると、何だか味わいが増してきますね(笑)。黒い影がよぎるような、ノイズの使い方も好み。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-08-27 23:32:50)


Tarn of Guilt / Wuste
陰鬱なピアノが演出する閉塞感が素晴らしい曲。
音作りの不条理さとも相まって、前衛芸術的な奇妙な絵画を見ていたら、いつのまにかその絵画と自分だけが出口の無い部屋に閉じ込められてしまったかのような、抑鬱的な雰囲気がある曲だと思う。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-08-27 23:32:02)


South of Cincinnati / Wuste
衝撃的、なんですけど…。
EARTHの事もあるし、こういうブルージーな音で暗黒性を表現するのは、分からなくもないんですが…Maniacが普通に曲に合わせて歌ってるのが何とも…ドローン的なリフがなかったら弾き語りになりそうだし。まあ、面白いといえば面白いですけど。

Usher-to-the-ETHER (2010-08-27 23:31:05)


Sult / Wuste
1曲目からかなり音作りが巧みですね。
歯医者の回転器具で耳垢を落としていたら、器具が途中で爆発したかのような奇妙な音響に、太いギターリフがフリーキーに鳴り呼応する展開が面白くかっこいい。ただ、大音響で耳を聾する感じがあるのは少しいただけないかも。余り音の大きさに頼って欲しくないというか。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-08-27 23:30:17)


Wuste

2010年発表の1st。
Maniac氏を追っている人にはお馴染みのCURRENT 93も参加。

最近、SKITLIVを立ち上げたり、DEADWOODに参加したりなど、Maniacの興味はファストでエクストリームなメタルで直截的な暴力性を追求するよりも、アヴァンギャルドな手法でより深いサイコ性を表現する方向に向かっている印象がありますが…上記の2バンドよりも更に深くその方向を押し進めた作風で、ほぼ完全にノイズ/アヴァンギャルドにカテゴライズされるような音になってますね。

頻度は多くはありませんが、太い響きのリフがフリーキーに鳴り響くパートがあったり、近年のEARTHにも通じるブルージーな雰囲気の曲があったり、少しドゥームロックからの影響を感じる部分も。それがあることで、アルバム全体の雰囲気も更にサイコめいたものになっている気がします。また、今作ではManiac自らがフィールドレコーディングを行い、街の音がサンプリングされた曲があったりして、何処かアーバンな雰囲気もありますね。
都会の生活に潜む狂気という感じ。

今作ではヴォーカルが加工されていたり、ポエトリーリーディングが多かったりで、Maniacの「あの声」を求める向きには多少物足りないかもしれませんが…やはり近年の彼のパフォーマンス特有の、サイコパス的な狂気が感じられて素晴らしい。作風の極端さもあって、彼の描く狂気的な精神世界を彷徨うような作風に仕上がっていると思います。最近のManiac関連の作品に顕著な、「乾いた異常性」が強く感じられる作品。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-08-27 23:27:00)