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OBTENEBRATE (2012年)
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OBTENEBRATE
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解説 - OBTENEBRATE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-02-05 22:31:20)

2012年発表の4th。

SJODOGGのメンバーも在籍する、ベテランノルウェー産ブラックメタルバンドの、フルアルバムとしては9年ぶりの新作ということで、一部で話題になった1枚。私は1stとこの作品しか聴いていないんですが、1stと比べると大分ストレートに邪悪さを追求している印象。ブラックとしては凝った展開が多めですが、作風自体は非常に純度の高い暗黒ブラックメタルという感じの仕上がり。

トレモロを多用して弾かれるメロディは、北欧らしい寒々しさやメロウさよりも毒々しく陰鬱な雰囲気が強めで、それがクリアながらモダンな重さではない、ブラックの鋭さを感じさせる音質と相俟って、まるで蛇と髑髏で出来たモザイク模様の壁が迫ってくるような不気味なムードが演出されてますね。暗黒趣味の強い妖艶な作風ですが、ブラストパートの爆発力もなかなか。

個人的には、MAYHEMの「Grand Declaration~」アルバムや、SATYRICONの「Rebel Extravaganza」アルバムに近い、陰惨で無慈悲な雰囲気を持っていると思う。ただ、前述の作品が持っているような実験性はこのアルバムには希薄で、100%ブラックメタルで構成されているという感じ。メロディの方向性や展開の凝り方などから、キャッチーとは言えないものの聴き手を引き込む力の強い作品。

…ただ、ひとつマジで許せないのは、このアルバムデジパック仕様なんですけど、何故か外側が糊付けされていて、ブックレットは内側からでないと取り出せなくなってるんですよね。で、ブックレット入れる場所が狭すぎて、デフォルトで折り目ついてるし、しかも取り出す時にデジパックが少し破れたし…。正直点数下げてやろうかと思った。まあ内容がいいので★3つですけど、もう少し工夫出来なかったんでしょうか…。



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