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Beyond Resurrection (失恋船長)
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KILLED BY MYSELF / MORTAL DAYS (vox)
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MORTAL DAYS / MORTAL DAYS (vox)


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SHELL SHOCK - 最近の発言
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Nothing Solves Nothing

国内スラッシュ・シーン黎明期から始動し、一度の解散期間を挟んで既にキャリアが35年に到達しているという東京出身の古豪SHELL SHOCKが’22年に発表した6thアルバム。
3rd『FIEL LARM』(’94年)以降は音楽性をどんどん拡散させ、デス・メタル/グラインド・コア/ノイズ/インダストリアル等々、多彩なジャンルを横断するアバンギャルドかつプログレッシブなサウンドを意欲的に追求していましたが、’18年リリースのEP『BEYOND RESSURECTION』で初期の楽曲のセルフ・カヴァーに挑んだのを転機に原点回帰の姿勢を表明するようになり、今回もそのスタイルは継承…というか、全編スピード・ナンバーの固め打ちで攻めて来る本作は、よりハッキリと軸足がスラッシュ・メタル方向に振り戻されたことを物語る仕上がり。
カオティックな曲展開やヒネリの効いたコード進行、複雑精緻なリズム・ワーク等、最早このバンドを語る上で欠かすことの出来ない重要な個性となったエッセンスを脈々と息衝かせつつも、やはりそれ以上に印象に残るのは前掛かりな突撃感覚や刺々しいアグレッションの方。ゲストに迎えられた羽鳥恭充(CASBAH)のド迫力Voを得てオラオラと威圧的に押し出して来る⑪、緊迫感と切れ味の鋭さを伴って突っ走る⑬、そしてダブルVoとツインG、暴風の如きリズムが猛然と畳み掛けて来る⑭といった痺れるスラッシュ・ナンバーの数々は、まるで初期2作を聴いているような錯覚を覚える程ですよ。
演りたいことと演るべきことに、バンドがきっちりと落としどころを見つけた会心作。これ聴いたらもう「方向性に迷いが感じられる」なんて声はなくなるんじゃないでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-01-19 00:09:39)


Fragment / Unpredictable

スラッシュ・メタル然としたエッジの鋭さで刻まれるGリフを
フィーチュアして突っ走るアルバムのラスト・ナンバー。
終盤のオラオラな突進ぶりにメタル魂が煽られますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-04-10 00:17:19)


Unpredictable

日本のスラッシュ・シーン黎明期を支え、再結成を遂げたSHELL SHOCKが自ら設立したレーベルSYSTEM KILLS RECORDINGSから'19年に発表した、通算5枚目のスタジオ・アルバム。
事前に「SHELL SHOCKがスラッシュ・メタル路線に回帰した!」との評判を耳にしていましたが、実際はそこまでシンプルなサウンドではなく。OPナンバーのイントロ数秒を聴いただけで明らかなように、一筋縄では行かないコード進行や、ヒネリを効かせたリフとリズムの絡み、達者な演奏に支えられストップ&ゴーを繰り返す曲展開等々、活動後期や復活作に顕著だったプログレッシブ&アバンギャルドな試みは本作にも着実に息衝いています。
と同時に、収録曲のランニング・タイムは大半が2~3分台、疾走パートを基軸とする曲調や、威勢の良いギャング・コーラス等、アグレッションをスピードに乗せて叩きつけて来るサウンドは確かにスラッシーな取っ付き易さを大幅回復してくれていて、強いて言うなら復活作『肆—SHI—』と、初期スラッシュ・メタル時代の楽曲のカヴァー集だったEP『BEYOND RESURRECTION』の中間ぐらいに位置する作風といった趣き。特に緩急を交え、切迫感を煽りながら突っ走る⑪のカッコ良さには、そうした本編の美味しいトコ取りな魅力が凝縮されていますよ。
近作は「迷走している」との批判に晒されもしましたが、そうした試行錯誤が糧になったからこそ、かつて硬質な突進力と、ミュージシャンとしてより熟成された現在のSHELL SHOCKのやりたいことを無理なく溶け合わせた本作の完成があったのではないかと。

火薬バカ一代 ★★ (2020-04-09 01:41:14)


Beyond Resurrection

最近は精力的にLIVE活動も行う国産スラッシャーのリメイク作。収録される楽曲が『Skull Thrash Zone Vol.1』に収録されていたEndless Warや1stから3曲もあり、正直また、アヴァンギャルドな仕様になっていたらどうしようかなぁという不安は拭えませんでしたが、近年みたLIVEではモダンさは無く、往年の空気を再現していたので購入に踏み切った一品。
ある意味、ボーカルの処理の仕方などにはイメージの違いはあるし、やっちゃた感はパないけど、生っぽさのある粗挽きな演奏には、線の細かった初期の頃とは確実に違う獰猛さを身につけており、今の時代にセルフリメイクしただけの事はある仕上がりとなっています。単なる懐古主義ではないが、往年の空気は存分に感じるし、古いマテリアルをカビ臭く聴かせない工夫が、このバンドの拘りなのでしょう。

失恋船長 ★★ (2017-07-29 17:11:46)


肆 - Shi -

前衛的なスタイルの音楽性が、なんとも革新的だった国産スラッシューが久しぶりの2013年にリリースしたフルアルバム。2009年には過去の商品を纏めたBOXセットをリリース、初期の2枚にDVD、そして未聴だった1994年にリリースのEP『Graythem...of Chaos』も収録されたもので、それを聴いていたので、この復活作品に漂う不穏な空気に、手を出すのに躊躇しましたね。アヴァンギャルド過ぎるのはチョイと苦手なのでね。
アルバムタイトルも読めないし、収録された楽曲のタイトルも『已己巳己』で、シリーズになっていて4曲このタイトル+○○だもん。不安も不安もいい所だったのですが、今作購入に踏み切った要因はただ一つ、DAMZELLの佐伯がギターとして参加しているからです(ガスタンクのドラマーPAZZは不安要素を更に煽る事になってるけどね)。
音楽的にはハードコアからデジタルノイジーサウンドまで、飲み込んだ前衛的なスタイルを引き継いだモノとなり、時流に合わせたリバイバル路線とは完全に一線を画すものだ。初期の頃のファンにとっては、難解な世界観なのですが、中期の彼らを支持する方や、今の時代を生きるモダンヘヴィネス路線を好む方なら楽しめる要素も大でしょう。
個人的には門外漢も甚だしいので、コメントするのも憚られますが、常に新しいスタイルを求め追求する姿勢は尊敬に値しますよね。誰かが成功した事を模倣するのは至極簡単な事ですからね。開き直って、聴く側のセンスだとか、言っちゃお終いですからね。そんなもん、自白の現行犯逮捕ですよ。

失恋船長 (2017-07-29 16:57:39)


Beyond Resurrection

活動後期の実験精神剥き出しな音楽性にはイマイチ馴染めず、また復活作『肆-SHI』にしても、タイトルからしてそっち系の匂いが感じられたため購入を躊躇していたSHELL SHOCKの最新作は、何と初期スラッシュ・メタル時代の楽曲をリ・レコーディングした6曲入りEPとのこと。なら買うしかねえだろ!と。
選曲は、それぞれ1st『MORTAL DAYS』から3曲、2nd『PROTEST AND RESISTENCE』から1曲、3rd『FIEL LARM』から1曲、そしてX、DOOM、JURASSIC JADE、GROUND ZERO、ROSE ROSEと共に参加したオムニバス盤『SKULL THRASH ZONE Vol. 1』から1曲というチョイス。正直「新たな解釈」の名の下に、それらが前衛的な変貌を遂げているのでは…との不安は直前まで拭いきれませんでしたが、しかし実際は、例えば構築美すら感じさせる③のGソロもしっかり再現していることからも明らかな通り、変にアレンジを弄ったり崩したりはしていない。寧ろインディーズ制作ゆえの音質の粗さが改善され、更に切れ味鋭い演奏も得て、ストレートにビルドアップして蘇った往年の名曲の数々を前に、思わず安堵の溜息を洩らすと共にガッツポーズを決めた次第。
Voのエフェクト処理に関しては好悪が分かれそうですが、「SHELL SHOCKがスタジオ盤でここまで直球勝負のスラッシュ・メタルを演ってくれたのは一体いつ以来だ?」という喜びの前には「細けぇことはいいんだよ!」と。雑誌等ではかなり厳しいジャッジを下されていましたけれども、本作単品で評価すれば十二分に楽しめる1枚ではないでしょうか?個人的にはこの路線でフル・アルバムを是非。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-05-31 00:12:49)


MORTAL DAYS

ストレートなスラッシュサウンドを放出していた初期の集大成的な一枚。この直情的な伊藤の歌い回しの実に堂に入っており頼もしい存在でしたね。構築されるギターのフレーズも美味しく基本形を押さえているが個性も十分に感じられ聴き応え十分、アグレッションが縦横無尽に駆け巡るシェルショックサウンドを存分に支えております。ドスを効かせながらもメロウさも織り交ぜた歌唱スタイルを盛り立てる、テクニカルなフレーズの数々に懐かしい正調スラッシュが好きな方ならハマる要素も満載でしょう。リフもザクザクと刻まれているのですが、いかんせんインディーズ故の音質のぬるさがキレを損ないっているのがマイナスですが当時は愛聴した一枚でしたね。凝った展開にも唸らされましたから

失恋船長 ★★★ (2014-05-25 13:30:05)


FIEL LARM

今の感覚でも充分通用するであろう前衛的なサウンドは披露した意欲作
曲が多いしSE的なのもいらないと思う方もいるでしょうが、飛ばして聴きましょう。
打ち込みなども導入しアバンギャルドな仕上がりを魅せ前作以上に深化したスタイルを披露しブラストビートも聴けるし、違うバンドへの変貌しましたね。この手のサウンドは門外漢だが今聴けばインダストリアル系な音も出しているし随分と日本にも先見の目があるバンドがいたなぁとさえ妙に納得させられてしまう。多様な要素をはらんだ楽曲を一つの方向にまとめ上げたアレンジは見事、実はSEも通して聴くと良い耳休めになるんですよ。

失恋船長 ★★★ (2011-08-08 04:02:54)


KILLED BY MYSELF / MORTAL DAYS
正調スラッシュナンバー
こういった楽曲も今となっては貴重です
音質の甘さが気になりますが良いですよ

失恋船長 ★★★ (2009-12-10 01:58:03)


DANGER ZONE / MORTAL DAYS
ただの突貫スラッシュで終わらない
ギタープレイが肝です
やはり正統派はカッコいいなぁ

失恋船長 ★★★ (2009-12-10 01:56:11)


MORTAL DAYS / MORTAL DAYS
印象的なフレーズを奏でるギターもズンズンと迫ってくリズムがカッコいいです
伊藤の唄も堂に入った歌唱を聞かせてくれています
久しぶりに改めて聴いたけどカッコいいなぁ

失恋船長 ★★★ (2009-12-10 01:53:47)


DON'T ASK FOR YOUR LIFE / MORTAL DAYS
イントロのアルペジオでメタリカが出てきます(笑)
ラストを締める名曲ですね。

vox ★★★ (2009-04-02 18:35:44)


GO TO FRONT / MORTAL DAYS
インスト。なんだかブラックメタルを思わせる勇壮な曲。

vox ★★ (2009-04-02 18:30:48)


KILLED BY MYSELF / MORTAL DAYS
ひたすら突っ走る曲。メリハリがないのが痛い。

vox (2009-04-02 18:27:58)


CRIES OF DESPAIR / MORTAL DAYS
リフがとにかくカッコイイです。文句なしの疾走曲。

vox ★★★ (2009-04-02 18:23:11)


FACE REALITIES / MORTAL DAYS
ジャパニーズスラッシュよろしくダサカッコイイ曲です。
でもボーカルの声は日本人に聴こえないですね…。

vox ★★ (2009-04-02 18:18:32)


BALANCE OF SOCIETY / MORTAL DAYS
イントロのギターがカッコイイですね。
疾走するのかと思いきやけっこうグルーヴ重視の曲だったりします。
ボーカルはあまり好きではないがバッキングは非常にイイですよ。
あとこのバンドはやっぱりギターソロがカッコイイです(笑)

vox ★★ (2009-04-02 18:14:55)


MONEY / MORTAL DAYS
冒頭の1分20秒ものSEはトラックを分ければ良かったのに……
このバンド音がヘヴィだったらすごいバンドになってたんじゃないだろうか。
このアナログな雰囲気がいいとも言えますけど…。

vox ★★ (2009-04-02 18:12:28)


I WANNA GET MORE THRILL / MORTAL DAYS
個人的にはこれがかなり好きだったりします。ツーバスの嵐。
このアタックのハッキリしないバスドラの音がまたいいと思いませんか。
僕はパンテラの音が一番好きですが。
あとやっぱギターソロはカッコイイです。

vox ★★★ (2009-04-02 18:08:18)


MORTAL DAYS / MORTAL DAYS
淡々と疾走している感じだが、よく聴くとリフがなかなかいい。
あとはギターソロがカッコイイ。
ラストの方でビートが上がりますがそれもいい。

vox (2009-04-02 18:05:05)