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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-04-03 19:50:29)

2013年発表の1st。

MANESのメンバーによる新バンドの初のアルバムという事ですが、こう来たか…って感じですね…。後期のエレクトロニカの路線とは似ても似つかない、スローなテンポと不吉なメロディで聴き手の精神をじわじわと追い詰めるような、葬式ドゥームにもかなり近いタイプのディプレッシブ・ブラック。NORTTやLURKER OF CHALICE辺りと共通する、絶望的なムードを持った作風。初期の作風からシンフォ要素を無くし、絶望方向に純化した音、とも言えるのかも。

NORTTが昏い洞穴を思わせる、奥行きのある暗さを感じさせる音だとするならば、こちらは底なしの沼へ少しずつ引き込まれていくような、もう少し粘着質な感触のする音だと思う。NORTT辺りに比べるとフレーズ重視的な側面も強く、ノルウェー産エリートブラックの矜持を見せるような、印象深いトレモロが使用される場面も多いのも特徴ですね。個人的にメロディは投獄前のBURZUMを陰湿さに特化させたようなイメージで、モロに好みだったり。

という訳で作風はエレクトロニカに接近した後期MANES作品とは全くかけ離れた音になりましたが、すぐそこまで破滅が迫っているような、それでいて自分ではどうにも出来ないような絶望感は「How the World Came to an End」アルバムと共通するものがあるのかも。ノルウェー産ブラック信奉者でなくとも、XASTHURの活動停止に涙を呑んだような絶望音楽ファンならばツボに嵌まる音でしょう。



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