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WOUNDS OF HATRED AND SLAVERY (2006年)
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WOUNDS OF HATRED AND SLAVERY
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解説 - WOUNDS OF HATRED AND SLAVERY
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-04-26 22:47:38)

2006年発表の2nd。

同郷のカルトバンドであるANTAEUSとメンバーが関連していたり、スプリットを出したり深い繋がりを持つバンドという事で、ちょっと身構えてしまいましたが…意外にもアンダーグラウンド成分は少なめな、メタルとして至極真っ当な作風のメロディックブラック。やや粗めの音色のリフに、寒々しいメロディのトレモロを仕込んで来る作風は、フランスのバンドながらスウェディッシュ勢に近いスタイルだと思います。

このバンド、何気に楽曲の作りがかなり丁寧ですよね。リズムにしてもブラスト一辺倒でなく、緩急を上手く付けて展開するし、メロウなベースラインを前に出したりアトモスフェリックなキーで寒々しさを強調したり、結構展開のパターンも豊富。対してヴォーカルは、裏返る寸前のような歪み切った野獣的絶叫で、「ギエエエエエ!!」系のロングトーンが特に素晴らしい(笑)。質の高い音ながら、衝動性の高さもしっかり残している辺りが良い感じ。この手の音にしては雰囲気がメロデスっぽくなってないのも、個人的には好ましいポイント。

某ガイドブックでも紹介されていたり、フレンチメロブラを語る際によく話題に上がるバンドのようですが、確かにそれを裏付けるクオリティがあると思います。DISSECTIONやNAGLFARなど、メロブラの有名どころを一通り聴いた次に手を出す物件としてもかなりお勧め。



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