The First Movement最後のPrayer To The Skyは祈りと再生の歌。 絶望的状況にある男女の、お互いを思いやる気持ちが通じ 世界をよみがえらせる。 明るさの中に愁いを含んだラヴェルの旋律を受け継いで 悲しみの歌が続き、クライマックスは澄んだ青空のよう 曇りのない未来が広がっていく。 ギターがどこまでも続く青を確信を持って描くと第2部が始まる。 最後のフレーズでは、それまでの悲しく暗いメロディが 穏やかな希望の旋律へと変容していく。
The First Movement4曲目はWing Of Destiny「運命の翼」 メロディアスハードで疾走感が止まらないメタル色の濃い曲だ。 ギターの二重和音が目指すべき空を示し チャイコフスキィが香るキャッチーなメロディへと続く。 そして、突き抜けるようなクライマックスへの爽快な展開。 しかし、ベースとドラムは大変。ギターも6連符が連続する。 ボーカルは最高音を歌い続ける。相当な技術が要求される曲。 自分たちが望む躍動感のある世界への道はそれほど困難なのか 息つく暇もないスピードが喜びと苦しみを表しているようだ。