さて、どうしてこうも成長したかというと、歌唱法及び声質自体の変化もありますが、 その声を活かすようなメロディにしてるのも大きい気がします。 以前は、無理にハイトーンを出して間が抜けたような声になる印象もありましたが、 最近は中低音域をメインに据え、高音も一枚膜が張っているような抑え方ですね。 ソロアルバムにおいても、TENの7thの前年にリリースした『ONCE AND FUTURE KING - PART I』では、 既に"Dragon Island Cathedral"で、ハイトーンがかなり苦しそうですが、 8thの翌年の『VERITAS』では、最上質の声になっていますね。 "Veritas"・"In My Head"・"Wide Awake In Dreamland"等での声にはどっぷり聴き入ってしまいます。