3部構成になっていて8分30秒にも及ぶ大作.各部とも基本リフは同じ様なモノから構成されているが,ギターの刻み・リズムパターンを変化させてそれぞれが独立したものになっている.第1章はかなり複雑なリズムチェンジでプログレ・クラシック色が強い.ブリッジを挟んで第2章はよりエモーショナルな展開となりかなりドラマティックかつテクニカルなギターソロが豊富にフューチャーされている.そして最後の第3章では疾走感のあるスラッシュへとリズムが変化する.それと同時にヴォーカルもより怒りを表現しているかのようなシャウトで勢いは最大限に.この楽曲・曲展開で満足しないHeavy Metalファンはいないと思う.

T ★★★ (2001-08-31 04:48:32)

彼らの2ndアルバム.1stはやや軽めだったが,この作品で一気に重低音がビシビシ効きだした.ベテランなだけあって演奏能力は極めて高い.低音の渋い声のシャウトで歌い上げるヴォーカルラインは絶品.そしてとにかく楽曲の凄さは圧巻である.独特の空気を持つ現代的なギターリフに70年代のギターヒーロー的なフレーズと暖かみのあるギターソロとのコンビネーションは絶品.あとドラムはサポートで叩いているヨルグ・マイケルが流石と言ってしまわざるを得ない絶妙なドラミングを披露している.なお,バンド名はU.P.で表記されてるので注意.

T ★★ (2001-08-31 04:36:00)

ミニアルバム.パワー漲る楽曲と重低音サウンドは正に男のメタルである.ただ単純に疾走したり重たいだけだったりするわけではなく,独特のタメを持った楽曲センスが光る.特にギターは涙モノに格好良い.ちなみにドラマーは元RAGE・MEKONG DELTA・STRATOVARIUSのJorg Micheal.

T ★★ (2001-08-30 20:44:00)