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URIAH HEEP - 最近の発言
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Into the Wild

オリジナルメンバーはミック・ボックスのみになったけど、しっかりヒープしています。シンプルだが骨太なハードサウンド、コシのあるブリティッシュロックに伝説のバンドたる威厳を感じ取れます。こういうサウンドって中々出せない音なんですよね。

YG ★★★ (2023-09-19 19:08:13)


Living the Dream

ミック・ボックスの豪快なギター・ワークとフィル・ランゾン(key)のオルガンが対峙する楽曲は、不変のオールド・スタイルを貫いているが、抜群に音がいいのはジェイ・ラストンの手による明快な現代的プロダクションが奏功する。

YG ★★★ (2023-08-12 17:46:49)


Lady in Black / Salisbury
お前が歌うんかいとずっこけた。
正式にリードシンガーを差し替えるベシ!!

YG ★★★ (2023-08-12 17:33:06)


Tears of the World / Wake the Sleeper
今日はお好みMD作成。ジーザーがいたら最高なのに。
ミックって本当にアンビリーバブル(爆)

名無し ★★★ (2023-05-05 03:28:57)


It Ain't Easy / Conquest
トレヴァー ボルダーが歌ってないは
ケイショウも知らなかったTaasanさんしか知らない極秘情報です

名無し ★★★ (2023-04-08 17:43:31)


Fear of Falling / Sea of Light
正真正銘トレヴァー・ボルダーが歌っているヤツです
クールなメロディラインが耳を惹きますね
ワリとシンプルなロックナンバーなのですが味がありますねぇ
それでありながらも緊張感は最後まで途切れることはありません
終わり方もOKでしょう

失恋船長 ★★★ (2023-01-29 17:15:02)


Future Echoes of the Past

SONIC ORIGAMIリリース後のライブ音源と言うことでオープニングから新作の曲が続く、しかし、これがライブの勢いを加速させたようで素晴らしいライブの幕開けなのだが、歓声が嘘でなければ、やはりクラシックソングの方が受けているようだが、オープニングを飾るBetween Two Worldsの出来映えは、このショーが素晴らしいモノになると確信させるに十分なインパクトを誇る。既にライブでも安定感のあるパフォーマンスで知られるバーニー・ショウ、この時点では未知数な面もあったろうが、外野の不平不満を抑えるに相応しいパフォーマンスで魅了、新旧の楽曲を自らに落とし込みコントロールしている。個人的には軽めの声質なので根本的には、もっと深みのある声の持ち主の方が良いと思っているが、良好な人間関係を作れるフロントマンに文句をいうヤツはいない。
誰かにスポットライトを当てない総力戦のバンドサウンド、その新旧の違いを噛みしめつつ、ライブバンドとしての真骨頂を味わって頂きたいですね。
新作を聴き、興味をもった方には、このライブ盤もオススメですね。また、マニアにもバーニーが切々と歌い上げるRAINなんて激レアヴァージョンもあるので、満足度は高いかと思いますよ。

失恋船長 ★★★ (2023-01-29 17:07:34)


Poor Little Rich Girl / Equator
昔は狙いすぎて好きじゃなかったのだが
こうして現在の姿に感銘を受けると聞こえる音も違ってくる
RAINBOWにジョーが加入して音楽性が変ったような感覚で向き合えば違和感は溶けてなくなる

失恋船長 ★★★ (2023-01-26 00:25:37)


Your Turn to Remember: the Definitive Anthology

ヒープのベストアルバムは沢山リリースされて、どれから手をつけていけば良いのか悩むでしょうね。サブスクでも大量にアルバムが紹介されているので苦労するはずです。そもそもオリジナルアルバムの枚数も多いしライブ盤も沢山ある。
似たような構成の多いベストアルバムの中で、今作は1stからRAGING SILENCEまでのアルバムを時系列に収録、2枚組で34曲というボリュームにたじろぎそうになるが、休み休みで十分ですので、最新作をより楽しむために、是非とも頭から最後まで聴き通してください。
このバンドの音楽性の変遷はシーンの背景を反映するモノ、Rockaramaのようなモダンな曲でさえ現在の姿に通ずるモノがあります。
ミック・ボックスの監修とアンディ・ピアースのミキシングで蘇ったベストアルバム。そっちのヴァージョン選んだんだねという、楽しみもあるかと思いますよ。

失恋船長 ★★★ (2023-01-26 00:20:06)


Chaos & Colour

サブスク解禁、日付が変った深夜からやっていましたね。ありがたいですね。海外のファンも試聴できるならこれ幸いです。
先行公開された①の出来の良さが、今作に対する期待値を上げまくっていましたが、今作はその期待に応えた傑作でしょう。
邪魔をしないドラマー、エレガントとも言える上品なドラムとコーラスで貢献したリー・カースレイクの後任として、板についたラッセル・ギルブルックの野性味溢れるパワフルドラムは益々磨きが掛かり驚異的なパフォーマンスで魅了、2019年にヴァッケンで行われたライブなど、彼のドラムがどれほど強靱なモノかと想像以上に体感させられましたね。素晴らしいドラマーです。そういう若い存在の後押しも受け、ミック・ボックスはいぶし銀のギタープレイでバンドサウンドを牽引、フィル・ランソン、デイブ・リマーの高度なサポートワークも絶妙、バンドサウンドを大きく膨らましています。

かつては凶暴なオルガンとギターの絡みが爆発するスタイルで魅了したが、それは70年代の話、バーニー・ショウを迎え新たなるスタイルと道を切り開いたバンドサウンドに嘘偽りはございません。なにより年齢を感じさせない老獪なテクニックとテクノロジーを駆して見事に歌いきっている。

揺るぎなき精神性、ここで聴けるサウンドは懐かしい香りがする、しかし、それは彼らの歴史の系譜である事を雄弁に語っている。往年のロックファンに取っては現役感バリバリのクラシックロックとして、ビンビンに響き渡るだろうし、若い人にとっても、これほど古典を模しているのにフレッシュな感性に彩られたサウンドに心打たれるでしょうね。今作に『Too Scared to Run』や『CHASING SHADOWS』『Straight Through the Heart』が収録されても全く違和感がありません。

今作が素晴らしいのは、嘘くささを廃している事に尽きる。昨今レコーディングは音を貰いサンプリングすれば簡単にそれっぽい音になる。オジー・オズボーンのソロ作など、その典型例である。
優美で華麗、それでありながらもオーガニックな響き。獄彩色という邦題も言い得て妙と言える曲調、作風。前作も素晴らしかったが、今作こそ彼らの代表作と推しても無理はないだろう。

個人的にはロニー・ジェイムス・ディオの声が聞こえてきそうなロマンと力強さが真正面からぶつかり合い強烈な化学反応を起こしたFREEDOM TO BE FREEで締めてくれた方が好きなのだが(ロマンティックなコーラスワークからのオルガンソロがたまらん、ベースも大活躍させますねとメンバーの見せ場が多い)、らしさ全開の③や哀愁のメロディとポジティブさが絶妙な絡みを魅せるキャッチーな④など日本人には受けそうだ、美しいスローナンバー⑥に魅了され、フィルとミックの二人が導く壮大なストーリー、そのうつくし情景に心打たれるメロディックな⑦、そして後半のハイライトと言える場面展開の多い獄彩美なヒープサウンドを貫いた⑧、インパクト大なオープニングナンバーをしっかり受け止めた②の素晴らしさ、タイプは違えどシングル向けの一曲である。⑪もこのバンドらしい賑やかな一曲、オルガンが先導するEasy Livin'を想起させるようだ、楽しげなクロージングソング、ある意味、これは正解だと言えるでしょうね。

充実したアイデアと成熟したパフォーマンス、鮮度を損なわない古典ロックの旨味、バーニー・ショウが今なおフロントマンとして重責を果たせたことが大きいでしょうね。なにより若い人にこそ聴いて欲しい一枚です。
それにしても凄い覚悟を感じる。メイデンの新作は期待外れと言わざるを得ない、頭でっかちな作風だった。JPの過去の財産を食い潰し清算するだけのアルバムにガッカリさせられた。
それだけに、ヒープが今なお巧みにモデルチェンジしている姿には驚かされる。

失恋船長 ★★★ (2023-01-26 00:09:27)


Save Me Tonight / Chaos & Colour
今月末にリリースされるフルアルバムから先行公開されたリーダートラック
僅か3分30秒というランニングタイムも狙っていますよね
コロナ騒動をヒープ流に見つめています
ジェフ・スコット・ソートとデイブ・リマーのコラボ
躍動感溢れるメロディアスな疾走ナンバー
若いね
そしてベテランの味わいがあります
新作に期待値も高まるのですが2ヶ月前から聴いているからなぁ

失恋船長 ★★★ (2023-01-11 15:48:17)


Living the Dream

英国産プログレッシブロック・オルガンロック2018年作
このバンドのサウンド体験は、メタル誌のプログレッシブロック記事を見て興味を持ち、Look at Yourselfをゲットしたところからスタートしたが
アナログシンセに傾倒していた先輩バンドマンの影響からか、1960年代後半から70年代初頭に英国で火のついたオルガンロックサウンドの
バンド群(Cressida、Egg、AffinityあたりのHR/HMの括りよりはオルガンを前面に出したロック)にハマるきっかけになったバンドだ。
そういう経緯がありながらも、意外にDeep Purpleにはハマらず、先に挙げたバンドと、このUriah Heepにハマった。
オルガンロックバンド群の中でも、ハモンドやメロトロンを無骨に大胆に導入した唯一無二のスタイルに魅せられたので、HR寄りの後期作品より
オルガンが前面に出た初期3作品が特に好みだ。オルガンが若干控えめになり構築的なプログレ要素とコーラスワークで聴かせるスタイルが
定番になり始めた頃の作品もカッコいいのだが、やっぱり初期のアナログシンセが暴れ回る作風のインパクトには敵わないなあ、と思う。
後期作品は、買い物中に発見したらとりあえず仕事のように買う、といった感じでゲットして、ワリと歯抜けにはなっている。この2018年作は
今年になってリリースを知ってゲットしてみた。もう50年も活動しているのか。全く凄いバンドだなぁと思う。
少なくとも、オルガンロック全盛時代から現代まで活動しており、HR寄りにはなったものの当時の英国オルガンロックの香りを宿すサウンドは
このバンドしか思いつかない。ただ、前作Outsiderが(嫌いではなく結構聴いたが)思いのほか期待ハズレ感があったので、この2018年作の購入も
随分と後回しになってしまった。しかし、前作の不振を払拭するどころか、相当なエネルギーを感じさせる力作で、単に完成度の高いオルガン入り
ロックサウンドという感じではなく、初期の暴れ回るグルーヴすら感じさせる快作なので、予想を超えていたクオリティに驚き、感動したよ。
ただ、そのグルーブを最も感じさせるのはオルガンではなく、相変わらずワウをブイブイと効かせるギターだ。そのギターとオルガンが絡むと
凄まじい音の渦に魅了されてしまう。また、楽曲は英国情緒のみならず、トラックによっては米国的な雰囲気のサウンドも登場し、懐の深さを感じさせる。
また、Dreams of Yesteryearの作風は、彼らの50年の歩みの重みを疑似体験させられるような、この盤のラストトラックを飾るに相応しい楽曲だ。
高密度の年齢を感じさせないエネルギーと、熟練の円熟したサウンドが同居している。流石に最もボクが好む初期のアナログシンセ大暴れの作風への回帰は
あり得ないので、現状彼らに求め得るサウンドとしては、100点満点のクオリティなんじゃないかなと思う。

kamiko! ★★★ (2020-07-09 23:24:03)


It Ain't Easy / Conquest
Trevor Bolder がリード・ヴォーカルと記載されているが大きな印刷ミス。
当時は話題になったね。聞けばすぐに分かるんだが、聞き分けられない耳をある。先入観だよね。恐ろしい。
John Slomanの魅力を最大限に生かしたバラードです。

正直者 ★★★ (2019-05-25 20:55:21)


Living the Dream

近年における古典ロックの再興というのか復興ぶりには正直、戸惑いを感じずにはいられないのですが、なにはともあれ流行り廃りを追い求めないワタクシには腑に落ちない点はあれど、現代のリバイバルブームを素直に受け止めております。
そんな時代背景もあるのか、今作におけるURIAH HEEPの現役感には恐れ入った。これが結成50周年を祝うバンドの音なのだろう。
古典スタイルではあるが、荒々しいスピード感の増した音楽性、ミック・ボックスのギターは燻銀の味わいの中で若々しい逞しさ倍増、そこに多彩な鍵盤を操るフィル・ランゾンが濃厚な絡みでバンドサウンドに厚みを持たせ、このバンドならではの味わいを深めている。
真新しさなど皆無、しかし時流に乗ったと言うのか、自らも牽引したと言うのか、常に音楽性を研磨しつつ、鍛錬を怠らなかったバンドが積み上げた音楽性に嘘偽りなど一切なく、真摯にファンと向き合い求められるものを提示した形となった。

個人的には、ここまで鮮度の高い音楽性を披露となると、良くも悪くも深みに欠けるバーニー・ショウの存在かチョイと気になるのだが、それは無い物ねだりと言うものだろう。むしろ、ミック、フィル、バーニーの3人が集まりボーカルのディレクションやハーモニーを考えていると言うのなら、この3人の体制は正解なのだ。
オープニングが新ベーシストのボブ・リマーとジェフ・スコット・ソートが書いた曲を採用しているバンド体制にも健全さを感じる。それにしても、ここまで現役感を損なわないバンドと言うのは稀有である。DPは衰えたイアンのいる懐メロバンドだ。JPの威厳とクラシックナンバーで食つないでいる。両者とも雰囲気重視のバンドになってしまった。オジーはオリジナルサバスの時点で終わっている。今後は現代的なアメリカンマーケットとイメージを重視したスタンスで喰っていけば間違いは起きない。
そんなベテラン勢を尻目に、作品毎にフレッシュな風を送り続けるURIAH HEEPの凄さは感嘆あるのみ。売れようがタイムリーなスタイルかはさておいて、あるがままを受け止めロックし続ける姿こそ、一番メタルな生き方である。
今、一番若い人に触れて欲しい古典ロックの傑作。クィーンブームに乗り、こういうバンドも見直されたら良いのになぁ。

失恋船長 ★★★ (2019-02-24 09:49:20)


Living the Dream

50年の歴史を誇るベテランバンド。浮き沈みの激しい業界で一度も解散することなく続けてきた偉業はギネス級と言える。プロデューサーに迎えたジェイ・ラストンのハードワークが功を奏してか、ここ最近にないエネルギッシュなサウンドは還暦を過ぎた御老人とは思えないフレッシュなものに仕上がった。気持ちのいいシンプルなメロディ、テクニックや複雑なアレンジを包み込む構成、さまざまなジャンルのテイストを含んだ演奏は、自然体で鳴らされるから、ふと気がつくと聞きいってしまう。
懐が深い懐かしい音、昨年リリースしたベテラン組は、浅い原点回帰だった。SAXONしかりJUDASしかりだ。RIOTに関してはコピー&ペーストをくり返しただけの愚直な音を出して後世に汚点を残した。
そんな不甲斐ないベテラン組を見下ろすように、HEEPは聞いた瞬間に懐かしいと思わせるのに、現役感たっぷりのフレッシュな演奏で我々を魅了したのだ。全ては計算づくの懐かしさ。魂を揺さぶる全身全霊のプレイの数々、重厚でありながらも幻想的ともいえるメロディとアンビエント感、全てが崇高ですらある。一曲目を聞き始めたら最後まで一気に聞ける中毒性の高さも驚異的。

正直者 ★★★ (2019-02-07 17:39:16)


Living the Dream

三大ブリティッシュ・ロック・バンド仲間(日本でしか通用しない括りらしいですが)のLED ZEPPELINやDEEP PURPLEに比べると、フォロワーを見かける機会がとんとなかったのも今は昔。ここ10年で明らかにURIAH HEEPに影響を受けたであろう音を出すバンドが北欧を中心に続々現れるようになった昨今、満を持して本家が’18年に発表した新作アルバム。(邦題は『桃源郷』)
実際の所バンドがそういったシーンの趨勢に触発されたかどうかは定かじゃありませんが、ともあれ、全体的にリラックスした穏やかなトーンが印象的だった前作『異端審問』に対し、サウンドをパワフルに駆動させるラッセル・ジルブリックの重々しいドラム連打で立ち上がる本作は、躍動感と適度な緊迫感を伴う①④⑧のようなアップテンポの楽曲を各所に散らした、現在の彼らの意気軒高っぷりを如実に伝えてくれる作風に仕上がっています。
ミック・ボックスの情感豊かなGワーク、今や「URIAH HEEPの声」と言えばまずその歌声を思い出すバーニー・ショウのVo、クラシック・ロックの風格をサウンドにもたらすフィル・ランゾンのKeyと、本編に託されたメイン・メンバー3人のパフォーマンスは、年相応の老け込みとも逆に無理めな若作りとも無縁。自然体で瑞々しく、特に終盤のソロ・パートにおいてミックがギタリストとしての真価を発揮するハード・ナンバー③と、バーニーの伸びやかな歌唱とフィルの抒情的なピアノ/ハモンドを軸として劇的且つ幻想的に展開される⑦の2曲は、秀曲揃いのアルバムの中においても一際眩い輝きを放つ名曲ですよ。
最初から最後まで一切不安を感じることなく没入することができる、まさに『桃源郷』を垣間見せてくれる充実作。このベテラン・バンド、恐るべし。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-10-21 00:28:19)


Into the Wild

枯れたお爺ちゃんには SONIC ORIGAMIが良く似合うと完全に舐めきっていたら随分と逞しいサウンドで復活を遂げたレジェンド達。今作と前作の合間に、現メンバーによる新曲+名曲のリメイクと精力的な活動を展開。その快進撃は留まる事を知らず、今作では新たなる扉を開いてきた。
古典的なサウンドではあるが、自分たちが築き上げたスタイルを再構築するのではなく、よりソリッドでハードなスタイルへと変更。まるで同時期にしのぎを削っていたDEEP PURPLEのようなサウンドへと昇華しているのに驚いた。
歪んだハモンドもクラシカルなコード進行を持ちいったりとDPのようだ。ミックのギターも円熟味を増した味わいもあるが、攻めの姿勢を崩す事のない若々しいプレイで華を添えている。
2000年に入り、更なる音楽性の変革と尽きる事のない探究心。おなじ古典でも、これだけ味が変われば十分インパクトを残せるでしょう。
かつてのような神秘さやエキセントリックな輝きはないが、渋さではなく荒々しい古典サウンドで手荒い歓迎をしてくれたバンドの気概に感銘を受けました。これだけの創作力があるのならユーロ圏のみならず欧州全土を駆け巡る活動が出来のも納得ですね。
日本ではイマイチ知名度に低い大御所ですが、リハビリ施設の余興のような大御所組よりは比べ物にならないほど、現役感に満ち溢れている。彼らにはニンニク卵黄も皇潤もマカDXも必要ないだろう(マカDXのCMに出てくる眼鏡女子のリアクションが大好物だ、ハズキルーペのCMと同じくらいイジリ倒せる)
今なお全盛期と変わらないんだな。こっちが勝手に裏切ったんだよ。加齢の為 SONIC ORIGAMI路線になるのが順当だと完全に思っていましたからね。切腹ですよ。

大げさでもなく神々しい光を放つベテランバンドのフルアルバム。汚れ無き古の大地へと誘うロマン溢れる⑥なんて全盛期に負けずとも劣らない新たなる名曲の誕生、こんなの聴かされたら興奮するよねぇ、ハモンドだけじゃない鍵盤楽器をフル活動、お腹いっぱいです。③なんてDPを彷彿とさせるハードな一曲、ありそうでなかったタイプの曲に興奮度も一気にアップ。他にも硬軟交えた楽曲を巧みに配置し飽きることなく最後まで聴かせてくれます。

これなら往年のファンも納得してくれそうですね。テクノロジーの発達は恐ろしい、簡単に音を作ってしまう。もはや生音をちょっと誰からもらえばサンプリングでどうにでも作れる。
努力のない音に深みはないが、楽しければそれでいい。音楽とは音を楽しむだ。そう言われたは返す言葉はな何一つない。いや、何をいってもスタンスが違うので、混じり合わない感性である。
今作のような、生身の人間が作り出す本気の音を聴かされると改めて、この手の音楽が好きになって良かったとしみじみ思わせてくれる。現代の音なのに、身にまとっているのは往年の空気。それは、どんなに努力しても作れない音である。だれでも模倣をして似た音は簡単に作れる。それこそサンプリングのお出ましだ。そんなインスタントが氾濫する世の中で、
誰にも出せない空気感を身にまといロックシーンのど真ん中に鎮座するベテランバンド。URIAH HEEPだけが出せる旨味。今作は、そんな魅力に溢れかえっている。②みたいな楽しいノリノリのポップソングでも、重みが全然違うもんね。

失恋船長 ★★★ (2018-10-15 14:31:13)


Tears of the World / Wake the Sleeper
ハードなシャッフルナンバーをやらせたら右に出る者なしですね
美麗なコーワスワークもきまっている
熱量の高い演奏を大人の装いで聴かせているのも凄い
ミックとランゾンの絡みが生み出すダイナミズム溢れるソロパートはエグ過ぎる

失恋船長 ★★★ (2018-10-11 13:35:27)


Lady in Black / Salisbury
美しいハーモニーが堪能出来ますね
バイロンじゃなくてリードシンガーはヘンズレー
アコースティカルな面が前に出た曲です

失恋船長 ★★ (2015-11-05 15:25:46)


It Ain't Easy / Conquest
トレバー・ボルダー作のバラード
確か彼がリードボーカルと誤表記された一曲

ここではジョンが甘美な歌声で迫る幻想的な雰囲気漂うバラード

失恋船長 ★★★ (2015-03-15 15:17:18)