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Overture

EARTHSHAKERに参加する永川敏郎とGERARDを結成したデビューを果たした藤村幸宏。その藤村が中心となり、名だたるプログレバンドに参加したメンバー集め新たに結成されたのがVIENNAです。
そのバックボーンから国産プログレ界のスーパーグループと話題を呼んだのですが短命に終わった彼ら、そんな貴重なバンドの1stがNEXUS ROCK LEGEND ARCHIVE COLLECTIONとして復活です。
並々ならぬテクニカル集団と言う事で最初は身構えていたのですが、思いのほか、テクニカルなプレイを封印。優美な叙情性を醸し出す演出はあれど、藤村の歌を前に出した作風をとっており、キャッチーなメロディと、飛翔感溢れるキーボードを武器に、幻想的な世界観を築き上げている。クラシカルなキーボードの合間にクールなリフも飛び出すが、塚本の比重は大きい作りだ。その辺りにハードなものを好む方には少々物足りないと映るかもです。
しかし、このバンドの音には、型にハマったロックの様式など微塵もとっておらず、そのイマジネーションに溢れた自由空間は、やはりプログレ系のバンドとしての魅力に溢れているだろう。日本のASIAでも目指したのだろうか?そんな推察をしつつも、この手のプログレ系に蘊蓄をたれる程の知識も教養も持ち合わせていないので、これ以上の戯言は辞めておきます。

優れたミュージシャンとして知られる藤村ですが、このバンド解散後、LOUDNESSをクビになった二井原実先輩と合流、ソロアルバムやLIVEに参加後、DED CHAPLINを結成。バカテク集団だったが、活動は尻すぼみ、その後X-JAPANのTOSHIのアルバムに参加、楽曲も提供、他にもEARTHSHAKER解散後、西田昌史とGirl U Needを結成するも上手くいかず解散。90年の後半にはVIENNA復活も話題にならず、その後はGACKTと活動していたはずです。

失恋船長 ★★★ (2018-03-25 15:05:09)


Step Into…

後に二井原実とDed Chaplinを組む事になる、VO.Gの藤村幸宏、Bの永井敏己とOuter Limitsの塚本周成、Novelaの西田竜一による前作同様のラインナップが参加した2nd。
重厚感のあるサウンドでありながらも幻想的な美しさを漂わせる、所謂プログレな世界観も持ちつつもハードな設えを損なわないダイナミズムもあり、ロックな魅力と鮮烈なる美意識を両立させた名盤だ。
キーボードプレイヤー塚本の優美で叙情的なフレージングの構成は、藤村の幅広いジャンルを網羅した芳醇なギタープレイとも合致しており、テクニックに優れたリズム隊を従え、複雑でテクニカルな要素も構築している。その反面、大げさなプログレサウンドの中に、親しみやすいメロディを放り込み、聴きやすく纏めているのが素晴らしい。少々耳に引っ掛かる藤村のハイトーンの、国産プログレバンドの系譜としてはありだろうが、個人的にはチョイと苦手だ。そんな不満を抑え込む程の、技量と楽曲の完成度があるので、さしたる不満にはなりません。
テクニックに埋没することなく、聴かせるという場面と、超絶技巧で黙らせるという高度なテクニックを惜しげもなく披露しているというバランス感覚もやはり魅力だろう。やはり藤村のトーンは苦手だったりするのだが、独自性の高いタッチのギターは、ギターキッズならずとも耳を捉えては離さないでしょうね。

優れたバンドではあったが、1989年にライブアルバムを残しバンドは解散。藤村と永井はDed Chaplin。ドラムの西田はACTIONに参加。その西田は急病で倒れたLoudnessの鈴木の代役としてステージに立つのだから何が起こるか分かりませんね。西田にとっては過去在籍したバンドの中で一番へヴィなドラムを要求されるでしょう。実力はあっても日の目を中々浴びれなかった西田竜一、個人的にはGACKTの後ろで叩いている姿を見たときの残念感はハンパなかったもんね。チャンスを掴んで欲しいッス。

失恋船長 ★★★ (2018-03-25 14:30:45)


Step Into…

↑間違って書き込んでしまったので続き(笑)。
だが、この2ndは、プログレ・ハードかくあるべし、という見事な構成である。
ファンタジックなオープニング「不思議な箱庭」からやがてハードな「Gathering Wave]
~「Schvell」へと聞き込んでいけばそこはもう夢幻世界。
NOVELA直系、現在のALHAMBRAまで受け継がれている日本独特のプログレ・ワールドの虜になること請け合いだ。

鶴巻 ★★ (2007-02-22 08:08:00)


Step Into…

正直、デビュー・アルバム「OVERTURE」はAORのような印象を受けた。

鶴巻 ★★ (2007-02-22 07:47:00)


Unknown

1998年発表。再結成盤、4作目。
JAP'Sプログレ・ハードですが、ヴィエナの中ではメタル色が強いです。
ドラムが菅沼孝三氏に変っています。
特に一曲目がハードです。
後は、相変わらずと言うか。

fk ★★ (2006-01-06 07:00:00)


Overture

1988年発表のオリジナル盤は、ライナーノーツの執筆者がスゴイ。
伊藤政則さんを筆頭に有島博志さん、ロッキンf編集員・細井泉さん(申し訳ないけどこの人知らない)、MARQUEE 編集長・山崎尚洋さん、そしてジェラルドの永川敏郎さん(当時アースシェイカー)。
ガンズの USE YOUR ILLUSION に勝るとも劣らない豪華執筆陣!
が、このライナー、94年の再発盤では永川さんだけ記載、あとは影も形もなかった記憶がある。
長尺の「歪められた時間の楽園」「カノン」がお気に入り。
なお「カノン」は茶々丸(藤村幸宏)のソロアルバムで再録音された。

デルモンテ古呉 ★★ (2006-01-06 02:05:00)