ホワイトスネイクのイメージはヴォーカルが元ディープパープルだった事もあり、かなりの割合で「バリバリのハードロックバンド」なイメージがにじみ出ます。全米No1ヒットしたHere I Go Againは一見バラードロックだけれども逆にそれがアルバム中のハイライトになるようなイメージですし何と言おう「ボン・ジョヴィでハードロックに目覚めたリスナーが行く更なるレベル」というのか「ボン・ジョヴィの上を行くような」そんなイメージをもたらすのがディープパープル上がりのホワイトスネイクかもしれませんね。
めちゃくちゃコマーシャル路線を突き詰めたアルバム。マイク・ストーンとキース・オルセンの二人をプロデュースに迎えたのは大成功と言えるだろう。 ヤングギター誌でも大絶賛のラブバラード「IS THIS LOVE」などジョン・サイクス加入の成功例を見てとれるが、やはりリメイクしたヒット曲「HERE I GO AGAIN」の成功が全米2位へと導いたのは間違いないだろう。 その半面英国では16位までしか上らなかった。 しかしカヴァーデイルの野心はここに成就することになった。
80年代のブリティッシュハードロックを語るならコレになる。ハードロックである上にヘビーメタル然のサウンドで挑んだ所が印象的‼︎ディープパープルからやってきたヴォーカリストという事もあり、正にハードロックという言葉が相応しい程に Here I Go Againがこのアルバムのハイライトだが、完全無欠のブリティッシュHRここにありですね。
このCDのリマスター盤って出てるの? HERE I GO AGAIN :THE WHITESNAKE COLLECTIONつーベスト盤には、この作品が丸々入ってて いい音でリマスターされてるんで、そっち聴けばいいって言えばいいんだけど、でも、ちょうど この作品が、CD2枚にまたがっちゃってるんだよなぁ。