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Walking Away from the End of the World / Moonfog 2000 - a Different Perspective (Usher-to-the-ETHER)
DEL Ⅴ : FRA FJELLTRONEN / Fjelltronen (Usher-to-the-ETHER)
DEL Ⅱ : OVER ODEMARK / Fjelltronen (Usher-to-the-ETHER)
DEL Ⅳ : TIDEN ER EN STENLAGT GRAV / Fjelltronen (Usher-to-the-ETHER)
DEL Ⅲ : OPP UNDER FJELLET TONER EN SANG / Fjelltronen (Usher-to-the-ETHER)
Del Ⅰ : Det Var En Gang Et Menneske / Fjelltronen (Usher-to-the-ETHER)
Fjelltronen (Usher-to-the-ETHER)


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Walking Away from the End of the World / Moonfog 2000 - a Different Perspective
WONGRAVEN VS PARONSODAの名義によるコラボ曲。
テクノビートに無機質な音色が乗るという内容で、Satyrの知的な面が強調されています。Satyr的には意図したより邪悪にならなかったらしいですが、私的にはこれはこれで雰囲気があって好き。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-03-19 18:37:30)


DEL Ⅴ : FRA FJELLTRONEN / Fjelltronen
裏ジャケの注意書きには、「この旅路は大音量で成されるべきである」というステイトメントが書かれていますが、それを実践するとこの曲のラストで恐怖を味わう事になるでしょう(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-03-19 18:34:34)


DEL Ⅱ : OVER ODEMARK / Fjelltronen
作曲、グランドピアノでIhsahnが全面参加。
彼のピアノの儚くも美しく魔的な調べと、Satyrの説得力のあるヴォーカルの調和が見事。短いものの、二つの才能がぶつかりあい生まれた名曲。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-19 18:31:06)


DEL Ⅳ : TIDEN ER EN STENLAGT GRAV / Fjelltronen
シンセとベースがトラッド的な美メロで絡み合う曲。
…今のSATYRICONの路線も大好きですが、ここまでメロディセンスの良さを見せつけられると4th以降でメロディを排する方向に進化したのはちょっと勿体無いと思ったり。まあ、それでも良い物を聴かせてくれるのがSATYRICONの良い所なんですけどね。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-17 19:22:01)


DEL Ⅲ : OPP UNDER FJELLET TONER EN SANG / Fjelltronen
1、2曲目と圧倒的な才能を見せつけられてきただけに、ここでルーツが分かりやすく垣間見えるのが何だか微笑ましい(笑)。WHEN好きな人ならニヤリとするはず。

Usher-to-the-ETHER (2007-03-17 19:17:18)


Del Ⅰ : Det Var En Gang Et Menneske / Fjelltronen
1曲目にして16分の大作。超名曲。
シンセの醸し出す雰囲気の濃さ、Satyrのヴォーカルの威厳、そして何よりメロディの美しさに圧倒されっぱなし。長い曲ですが、全く心が曲を離れてしまう事がありません。メロディ派には何よりも充実した16分になる事でしょう。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-17 19:13:41)


Fjelltronen

95年発表の1stアルバム。
92年から95年の3年を掛けて制作された作品らしいですが、SATYRICONの1stが出た93年にSatyrは18歳だったはずだから…作り始めたのは17歳の時!?マジで天才ですね、このお方は…

こういうアンビエント作品は結構ブラックメタル界のビッグネームが他にも演ってますが、Ihsahn(EMPEROR)のTHOU SHALT SUFFERがクラシック的な耽美さ、FenrizのNEPTUNE TOWERSがプログレ的な宇宙観を表現しているとしたら、Satyrのこれはフォーク、トラッドを軸に据えた美しいメロディをたっぷりと取り入れたアンビエントと言えるのではないでしょうか。

確かに、Satyrはブラックメタラーだし、音も剣を抜くようなSEが入っていたり、ラストに恐ろしげな呟きが入っていたり、人によっては恐怖を感じる作品なのかもしれません。
ですが、それ以上にどうしようもないくらい美しいメロディが心を捕える作品でもあります。最初こそ控え目な立ち上がりですが、1曲目の3分半を過ぎた辺りから劇的なメロディが姿を表し始め、そこからは蟲惑的ともいえる旋律に翻弄され、あれよあれよという間に約32分のSatyrが描く世界への旅路が終わっているという感じです。ほんと、ここまでメロディが良いと別にアンビエントとか興味ない人でも魅了できそうな気がします。

こういう作風にしては珍しく、Satyrがヴォーカルを取る箇所も多いですが、彼の声もメロディに負けず本当に素晴らしい…。サイドプロジェクトのSTORMでも聴く事の出来る朗唱スタイルですが、向こうよりも幾分丁寧に歌っていて、Ihsahn並に気品のある声です。3曲目のサンプリングの内容(びよ~ん、びよ~ん)が思いっきりWHENの「THE BLACK DEATH」と被るんですが、初期WHENはそのダークな雰囲気から北欧のブラックメタラーの間では人気が高かったらしいし、Satyrの音楽のルーツにあるアーティストなのかもしれません。そういえばSATYRICONの作品でもWHENの曲をサンプリングしてますし。

…こんな素晴らしい作品なら、もっと早く買っておくべきでした…。
音響派よりもメロディ派に強くお勧めしたい作品。っていうかメロディ派は絶対に必聴!!

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-17 19:09:00)