1988年9月21日、Noise Recordsよりリリースされた3rdアルバム。
前作『Keeper of the Seven Keys: Part I』の続編としてリリースされた。Part IとともにHelloweenの代表作として知られる
バンドリーダー兼ギタリストのKai Hansen在籍時最後のスタジオアルバムになった。
この頃、既にMichael WeikathとKai Hansenの人間関係には確執が生まれており、Weikath曰く「Noise Recordsとの酷い契約のせいで、2人とも心身共に荒んでいてたまたまそういういざこざが起きてしまった時期だった」らしい。アルバム制作時、既にKai HansenはバンドをHelloweenを去ることを決めており、その思いが「I Want Out」の歌詞に反映されている。1989年1月1日、Hansenは肝臓の疾患を理由にHelloweenを脱退した。その後もWeikathはNoise Recordsとの契約を、「最低最悪だった。契約しなければ1989年のHansenの脱退も起こらなかったし、コマーシャル性を前面に打ち出した『Chameleon』(1993年)を作ることもなかった」と批判している。
前作で神経衰弱の状態だったWeikathは自身を癒す為にタイトル曲を作曲した他、「Invitation」含め本編で5曲提供している。
アルバムは母国ドイツでゴールド(25万枚)に認定され、Billboard 200でも108位を記録。アルバムは世界中で大ヒットし、ジャーマンメタルバンドとしてのHelloweenの名を広めた。この人気に呼応する形で海外ツアーも積極的にこなし、来日ツアーも行った。
再発の際に「Save Us」が本編最後の10曲目に移動しているのは、Hansen曰く「アルバムのコンセプトからズレているから外したいと思っていた」ためである。
Recorded:May–June 1988 at Horus Sound Studio, Hannover, Germany
Producer:Tommy Hansen