'84年発表。メジャーデヴュー作。 私が彼らを知った時にはすでに2ndが発表されており、この作品は後になって購入し聴いた。 3曲目の「ROUND AND ROUND」がアルバムを代表する名曲だと聞いていたので、かなり期待して聴いたのだが、個人的には「良い曲」ではあるがこんなレベルで代表曲と言われているのは腑に落ちないという感想を持った。 私にとって本作の価値はむしろ5曲目以降にある。この⑤から⑩までの6曲は1曲たりとも捨て曲は無い。アップテンポなもの、キャッチーなもの、リフにフックがあるもの、歌メロが印象深いものなど、バラエティも豊かで名曲揃いである。特に好きなのは⑩の「SCENE OF THE CRIME」だ。 後半の流れの凄まじい充実度により、本作は間違いなく名盤と評価できる。
私はこの曲しか持ってないから他のものと比べてどうとかは言えませんがLAメタルを代表してるアルバムだと思います。自分はやっぱりROUND&ROUNDが好きかなぁ。あっ!でも、初めて知ったときの思い出の曲でもあるBACK FOR MOREもいいですね。PVが好きだったWANTED MANも好きです。ってかそんなこと言ってたらきりないですけどね。本当にRATTは好きでした・・・!
1曲目は、VAN HALENのRUNNIN' WITH THE DEVILに似たセンスの良さを感じる。 若干のメロディの弱さは否めないものの、全10曲ある一定の完成度を 誇っている。少なくとも退屈と思わせる曲は1曲もない。 やはり、ミニ1STにも収められた、Back for Moreの出来が際立っている。 単調と言われるRATTだが、本作に限っては曲の構成も、以外と複雑になっている。 ブルーノートのマイナー寄り主体で、LAメタルの代表作と言える。 次作以降、本作で見られたしたたかさがなくなってしまったのは残念で ならない。 本作で感じた感動を今一度と思い、彼らを追いかけた頃が懐かしい。
LAメタル真っ盛りの1984年にリリースされたRATTのメジャー1st。"Round And Round"はヒットしたからお馴染みだと思うが、ああいうのがRATTの音楽性ソノモノだと思ってる人はいないだろうか? ウン、その通りだよ。曲のレヴューでは遅いの何だの文句垂れてる自分だが、スロー~ミドルテンポでこれだけのノリを創り出す技量こそがRATT'N'ROLLの真髄なのである。ポップでありながらヘヴィ、この持ち味を貫いてくれたらこのバンドも長続きしただろうになぁ。スティーヴンの声は好みが分かれるかも知れないが、少なくともメタルには相応しい声だと思うよ。