RIOTはこのアルバムで、他のアルバムより少し冒険をしたのかなという気がした。「THE PRIVILEGE OF POWER」も大冒険だったけど、曲自体は「THUNDERSTEEL」の延長線上にあったと思う。このアルバムは曲で冒険してるよね。印象の薄い曲が何曲かある。マイク・ディメオ用にかかれた曲が少ないな、という気もした。それでも「NIGHTBREAKER」「SILENT SCREAM」といったスピード・ナンバーは珠玉の出来だし、「SOLDIER」「DESTINY」「IN YOUR EYES」も素晴らしい。それにセルフ・カバーの「OUTLAW」が、以外にもマイクの声にはまってる。買って損はないアルバムだから、是非押さえておいて!
本作リリース当時、まだバイク乗りだった僕は、自分のマシンにRIDEEN the NIGHTBRAKER と名付けてしまった!真夜中に疾走するマシンのBGMには、まさにぴったり(註:「族」では有りません、念のため)。 前作は「ん?Power感はまずまず、でもちょっと考えすぎ?」と感じたけど、本作では幾分シンプルに、Vo.の声質もあってややブルージーな感触が良かったと思います。Burnのカバー、Outlaw、Soldier、そしてNightbraker、聴き所一杯。前作までのVoの脱退は残念だけど、楽曲の完成度は本作も高いと思われ、僕には大好きな1枚なのです。
Riotは1stから聞いていますが、Fire Down Underの次に好きなアルバムです。アルバム全体の構成がすばらしい。 確かに、Thundersteelのような派手さは無いですが、総合的な質の高さはこっちが勝っていると思います。Riotは1stの頃からアルバムの収録曲の出来にムラがあるのが特徴でしたが、これは全部良かった。ただ、カバーが多いので反則という気もするが。