帝王"オジー"が新たなるギターヒーローを右腕に戻ってきた。 ニューヒーロー"ザック・ワイルド"の誕生です。レスポールと豪腕が武器!!(笑) 各曲に重低音リフを散りばめ、爆音!爆裂!しています。 『Miracle Man』、『Devil's Daughter』、『Crazy Babies』、『Breaking All The Rules』 といった前半の曲を聞くと、ザックの良さが解って貰えるはずですね。 次作『No More Tears』でさらなるザック爆音節が炸裂します。
エコーとコーラスキラキラのLAメタルへのアンチテーゼのようなドライでラフな音質。最初はでも録音のまま出し間違ったのかと思った。でも前作の失敗と反省に成り立っていると考えればわからないでも無い。ザックワイルドは後でどんどん良くなったがこの頃は若干20歳、今の容姿からは想像できないランディローズ系の天使のようなルックス。フレーズの単調さはごり押しのリフとピッキングハーモニクス+強力ビブラートで全て許される。正直好きな曲の少ないアルバムだが、Miraclemanのインパクトは大きい。ザックのこの当時の本領発揮はやはりNo more tearsまで待ちたい。
これが初めて聴いたアルバムなのでとても思い出があります。それまではMEGADETH系のスラッシュメタルが多かったのですが、ある機会にこの"No Rest for the Wicked"を聴きました。とにかく"Miracle Man"というのが衝撃的でした。とくにあのピッキングハーモニクスは実はそこで初めて聴いたのでもうそれがでるとしびれてました。またソロの音の作り方も印象的で、これまたはまってました。オジーのアルバムのなかでは"Blizzard of Ozz"並に曲のクオリティが全体において高いと思います。"No More Tears"もいいですが、純粋なるヘヴィメタルとしては断然こっちだと思います。