こんないいアルバムについて誰も書いていないので、僭越ながら書かせていただきます。このアルバムは、VICIOUS RUMORSの中で一番の名盤です。捨て曲なし!メタリックなギターの音、華麗に舞うツインリード、今は亡きカール・アルバートの上手い歌と凄まじい声量とシャウト。これこそが、正統派HMです。パワーメタル的な疾走曲もあるし、HMのへヴィたるところを主張している曲もあります。捨て曲かとずーっと思っていたのに、気づいたら大好きになっていたLady Took A Chance。これなんか、イントロのギターソロ、中間部のカールのシャウトなんかたまりません。最後のOut Of The Shadowsは名曲!正統派HMが好きな方、是非ご一聴を!強くオススメします。
1988年の2nd。ヴィニー・ムーアはさっさと脱退してしまったが、後任のマーク・マクギーも素晴らしいギタリストであり、さらに不世出のシンガー、カール・アルバート(VILLAIN~RUFFIANS)を迎えたことにより、前作と方向性は違うもののクオリティの面では勝るとも劣らない傑作に仕上がった。カールの歌唱はまだ線の細さが感じられる部分もあるが、説得力十分。とにかく問答無用にかっこいい正統派ど真ん中のヘヴィ・メタル・アルバム、捨て曲などないが、中でもラストの"Out Of The Shadows"は秀逸。現在世界的廃盤につき、中古CD屋で見かけたら即買いしておこう。