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NEVERMIND (1991年)
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NEVERMIND
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解説 - NEVERMIND

1991年9月24日、DGC Recordsよりリリースされた2ndアルバム。
1stアルバム『Bleach』をリリース後ほどなくして、技術的な問題からKurt CobainはドラマーのChad Channingを解雇する。その後、オーディションを経てDave Grohlをドラマーに迎え、よく知られたメンバーが顔をそろえることとなる。1990年に、メジャーレーベルであるGeffen Records(DGCは子会社)と契約。バンドは次のアルバム制作に入った。
1990年から1991年にかけて録音された。プロデューサーはButch Vig、ミキサーはAndy Wallaceがそれぞれ担当。より広い層にアピールするようボーカル/ギターを強調し、またラジオオンエアの際によりクリアに聴こえるように中音域に音を集めたミックスとなった。また、ヒット曲「Smells Like Teen Spirit」から始まる楽曲もメジャー市場を意識したものからアンダーグラウンド寄りのものまでバランスよく収録されている。因みにこのようにそれまでのアンダーグラウンド重視からポップな曲作りが行われるようになったのはGeffen Recordsとの契約時の「トップ30にパンクを入れる」という発言などからカートがこのアルバムをヒットさせることを意識していたことが理由として挙げられる。
アルバムはヘヴィメタルファンからロック/ポップのファンまで幅広いリスナーを獲得するに至った。1992年1月11日にはBillboard 200においてMichael Jacksonを引きずり降ろして全米1位となり、驚異的な売り上げを示した。シアトルのローカルバンドに過ぎなかったNirvanaを全米トップの人気バンドへと押し上げ、グランジ/オルタナティヴ・ロックムーブメントを全米に広げた。その一方で、メジャー市場を意識した作りは後のNirvanaの活動に影を落としてしまうこととなる。特にボーカルのKurt Cobainは完成当初は、サウンドプロダクションも含め非常に気に入っていたものの、この成功を快くは思っておらず、1993年のインタビューでは「今では全く聴いていない」と語るなど、度々本アルバムを嫌悪・否定するような発言を繰り返している。このKurtの態度は、後にアンダーグラウンドへと回帰した『In Utero』を生むこととなった。
Kurtの自殺によるバンド解散後もアルバムは売れ続け、2014年までに世界で3,000万枚のセールスを記録している。

Recorded:April 1990, May 2, 1991–June 1991, Sound City Studios, Van Nuys, California Smart Studios, Madison, Wisconsin, United States
Producer:Butch Vig
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コメント・評価 - NEVERMIND

Selected Comments


5. 定ちゃん ★★ (2001-03-22 13:00:00)

1曲目のイントロですべては決まり。これだけシンプル且つカッコイイリフにはそうお目にかかれない。コード進行も斬新的。カートのVOも魂の叫びって感じで心に訴えるものがある。
様式美好きな人はグランジなんてって思うかもしれないけど、このアルバムはそれ以上の何かがあります。ロックファンなら必聴。




10. クーカイ ★★ (2001-07-08 18:55:00)

"彼"が死んだと知った時、「何故死ねるのだろう」と思った。ドラッグが彼を殺したのだが、愛する妻や娘に対する思いは、ドラッグなど凌駕すると私は思ったのだ。
だが、脳内に満ち満ちた唾棄すべき化学物質に死をほのめかされ、彼は逝ってしまった。それが現実だ。
本作はNIRVANAのメジャーデヴュー作にして最大のヒット作だ。1stはあまりにもダークで、かつ破滅的。ほとんど自慰行為に近い(それでも見るべき楽曲はあるのだが)。3rdは本作の成功で反動的に(必然的に)1stの世界観に半分戻ってしまった。NIRVANAの作品で、本作は一番とっつきやすい。
大ヒットしたのも当然だ。時流が鬱を求めていたし、比類なきポップセンスが破壊的にラウドなギターで表現されていたのだ。
耳になじむメロディーを持つハードな楽曲。歌詞はこの上なくダーク。'90年代初頭、皆が望んでいたものがこの上ない形で与えられた。
しかし、この作品が"彼"にドラッグを買う金を無尽蔵に与えたのも事実だ。金を出したのは誰だ?それだけでなく"彼"に人生を幸福に生きるうえで無用のプレッシャーを与えたのは?
・・・我々だ。我々が"彼"を殺したのだ。
本作を聴くと、どうしても"彼"に伝えたかった言葉を思わずにはいられない。
中島らも氏が(うろ覚えだが)こんなことを言っていた。人生には20年、もしくは30年に1回"生きていて良かった"と思う瞬間があるのだと。その一瞬のために生きているのだと。
妻子を得て私も思う。らもさんの言うとおりだぜ。カート。




14. HIGASHI ★★ (2002-02-21 00:26:00)

その後のグランジに多大な影響を及ぼした一枚。
これからはこういったバンドが主流になるんだろうなぁ、と思えたほどインパクトがあった。
1、4、7なんかの攻撃力は今聴いても絶品だと思う。
期待していただけに悲劇的な結末をこのバンドが迎えたのは残念無念。




17. アメンボ ★★ (2002-05-28 00:10:00)

グランジだからって馬鹿にしてる人がいるけどこれは聴いておいたほうがいい。



26. アゴ 勇 ★★ (2002-12-17 12:20:00)

東京の渋谷あたりを見回した時、バリバリにキメたロック小僧やヒップホップかぶれより、故カート・コバーンの方がずっとロック的に映ることが度々あった。
音楽ジャンルとしてのグランジではなく、グランジという姿勢にロックをダブらせた時、そこに言い知れぬ興味を持ってしまったのが本作品。




37. てらぴん ★★ (2003-08-28 16:00:00)

80年代のハードロック時代に終止符をうち、90年代の流れをつくったのがこのアルバム。
Smells Like Teen Spiritで絶叫するカートの姿を観た時、正直、ハードロックは死んだと思った。




40. エリカ・フォンティーヌ ★★ (2003-12-10 17:47:00)

フォロワーはどれもショボイ奴らばっかです。わたしはグランジは聴かないのですがやはり
先駆者である彼らの出す音はマネだけの奴らには無い何かがあります。ジャケも歌詞もイイ。
カート・コバーンは超がつくほどエモーショナルなミュージシャンでしたねぇ…。
「神様はゲイだ。そんな旗は燃やせ。」…事あるごとに引用させてもらってます。




41. ターヴォ ★★ (2003-12-15 20:53:00)

このアルバムの良さに気がついたのは、買ってから少し後になってからでした。
悲しい気分になると、よくこのアルバムを聴きます。
ポップでありながら破壊的。すごいセンスだ。




42. GEORGE ★★ (2004-01-11 00:37:00)

装飾過多で飽和したHR/HMシーンに強烈な一撃を喰らわせたパンクの反撃アルバムですね。
贅肉を削ぎ落として見事にシェイプした楽曲群は今聴いてもやはり凄い。
カートのメロディメイカーとしてのセンスもさることながら、デイヴの痒いところに手が届くドラムがミソ。
みんなカートのスピリチュアルな面にばかり注目してるけど、バックの演奏にも耳を傾けてあげてよ!




44. ヤング・ラジオ ★★ (2004-01-16 18:24:00)

アメリカを軸としたロック・シーンの流れを変えた歴史的作品である。HR/HMファンの立場から言えば、複雑な心境の作品である。80年代中期から続いた一大ハード・ロックムーブメントの最後通告を告げる形で、この作品は登場した。現在もその流れが続いていると言えるが、そういった意味では来るべくして登場した作品でもある。ブームというのは、本来なかなか長続きはしない。それをある意味否定する形で、新しいブームが誕生するのが通例である。客観的に聞いても、この作品は僕も大好きである。HR/HMファンの立場から言えば複雑な作品ではあるが、ロックシーン全体に及ぼした影響は計り知れないものがある.....。



48. しゅんぺ~ ★★ (2004-02-09 22:45:00)

NEVER MINDは素晴らしいアルバム、NIRVANAは素晴らしいバンド。
それは間違いありません。ただ、カート・コバーンが彼の死後、神格化され過ぎているような気がします。彼はそれを拒否して死を選んだのではなかったのか。
皮肉な話ですね・・




49. ★★ (2004-03-02 21:01:00)

中古で買ってきたのがどうやらUS版だったらしく、歌詞が全く解りません。
このバンドはやっぱり歌詞に1つの魅力があるんでしょうが、それを差し引いてもこのアルバムは凄いと思う。このラウドなギターの中で、歌として響いてくるメロディ、パンクなだけでない荒っぽさ、何か引き込まれる傑作だと思う。未だに俺を含めてこれを賞賛し、これに心動かされるのも納得できる。
カートは間違いなく90年代を代表する天才ロッカーだったんだと思う。
ついでながら、これ聴いてるとドラムを叩きたくなってくる。ドラムできませんが(笑)。




52. 190 ★★ (2004-04-25 16:01:00)

ロック界全体から見ても『革命的な一枚』と言えるであろう作品。
ロック好きなら一度は聴いとくべき。
グランジが苦手だったオイラの“食わず嫌い"外壁を少し打ち破ってくれて、「ジャンルなどにあまり拘る必要などない」と、さらに考え方の幅を広げさせてくれたアルバム・・・でもあるかな・・・?
個人的には、曲以外にも「ジャケットデザイン」が大のお気に入り!
このジャケットはあまりにも有名ですよね!・・・当然部屋にディスプレイとして飾っております。
まぁ、人には誰でも好き嫌いってもんはあるし、自分もめちゃめちゃ好きってほどじゃないんだが・・・手放そうとは思わないし、今後もズぅ~っと所持し続けるであろう1品。
どうしても買う気になれないって人も、だまされたと思って買ってみよう!
「SMELLS LIKE TEEN SPIRIT」のためだけに買うって言う人がいたとしても全然OK!




53. T-MIRAGE ★★ (2004-05-06 17:56:00)

優れたロックアルバムは常にいいメロディーを内包している。90年代のアメリカを代表と聴かれたら世界中の多くの人がこれをあげるだろうと思われる。タイトなリズム隊に対しカートのギターはただ感情的である。そこに彼の歌と退廃的な歌詞が合わさる。それはシンプルにして完璧な音楽として完成している。
稀代のメロディーメーカー、カートが繰り返す歌のメロディーに少しでも心を動かされたなら是非日本語盤を買ってその歌詞を読んで欲しい。そして共感して、ロックとは何か、と改めて考えて欲しいのだ。




56. POOYAN ★★ (2004-07-11 22:34:00)

全世界に残る名作です。洋楽聴いてる人は一度は聴いて欲しいアルバムの一つ。



58. sizuku ★★ (2004-08-20 23:16:00)

思えば自分の唯一の衝撃はニルヴァーナだったなあ・・・・。
HM/HRで格好いい曲はたくさん聴いてきたし、いいな、って思うものは腐るほどあっても、どれも衝撃、とまではいかなかった。
でもニルヴァーナを聴いたときは、全く違う感情が湧き出てきた・・・・。





Recent 50 Comments



61. 白髪 ★★ (2004-12-13 16:04:00)

POPなのに暗い雰囲気がある。
これを聞き始めて性格が暗くなった。



62. 蛇めたる ★★ (2004-12-27 00:13:00)

正直、NIRVANAはあまり好きではないし、むしろ嫌いだ。
ただ、このアルバムは認めざるを得ない。他のアルバムは過大評価だがこのアルバムは正当な評価を受けていると思う。
明らかにポップで商業的なピストルズと違い、適度にキャッチーながらも暗い鬱の世界を充分表現できていると思う。
「SMELLS LIKE TEEN SPILIT」のコード進行なんかほぼ神の域だし、1度聞いたら抜けられない。
アメリカで「~年間で最も好きな曲」と調査すればこの曲とGUNSの「SWEET CHILD O' MINE」でワンツーフィニッシュ。
全米だけで1000万枚というセールスを記録し、成功を手にいれてしまった彼ら。
このアルバムで終わった感がするのは気のせいだろうか?
でも、ロックの名盤なんだから絶対聴くべきだ。




63. 大学生 ★★ (2005-01-14 10:57:00)

ロックの歴史は凄すぎた。
素晴らしいアーティスト達があまりに連続的に登場する50年代、60年代、70年代。
80年代で少しブレーキがかかったが、90年代の初め衝撃を与えた90年代を代表するロックバンドだと思います。
どんなロックバンドも自分の音楽で究極を求め続けます。
カートもその一人であり、カートのみが特別と言うのは個人的には嫌です。
現在50年代後半と60年代と70年代前半のロックを中心にいろいろ聴いていますが、意外に60年代のロック等の音楽性はAC/DCよりも、NIRVANAの方が近いものを感じます。
AEROSMITHよりも、LED ZEPPELINよりも、DEEP PURPLEよりも、音楽性の点でNIRVANAの音楽は古典的だったということだということでしょうか?
それにしては、NIRVANAが放った強烈なグランジロックと呼ばれる音楽は新鮮さもあります。
つまりNIRVANAが過去のロックバンドに影響されたのは明らかでも、彼らには新しいムーヴメントを作り出す力があったということなのだろうと思います。
NEVERMINDもIN UTEROもBLEACHも、NIRVANAのアルバムは全部好きです。



64. D-18E ★★ (2005-01-22 21:17:00)

やっぱみんな思うことは一緒だね!俺もこの作品は間違いなく90年代を代表するアルバムだと自負してる。今でもとある喫茶店に置いてあったジュークボックスから流れてきたSmells~を忘れないよ!衝撃的だったな~。連れとの会話がしばらく止まったくらいだったからね。友達が本国で「ライブに行ってきた」って聞いたときは羨ましくてたまんなかった・・・。今でも聞いてるよ~、カート!



65. あす ★★ (2005-04-05 23:49:00)

NIRVANAってなんでこんなに最高なんだろ。あぁ生まれてきてよかった^^



66. WILK ★★ (2005-04-24 03:38:00)

確かにカッコいいロックだけど、衝撃を受けるほどのものでもないというのが私の感想。
陰鬱なものなら、それこそALICE IN CHAINSやTOOLの方が極めてる気がします。
でも自分達の思いを音で表現するという姿勢はロックそのもの。
彼等ほど精神的なバンドはあまりないでしょう。




67. †FUNERAL† ★★ (2005-05-03 13:20:00)

なんだかんだいっても良いアルバムだな。
popで暗い。そのさじ加減が絶妙。
俺もこのアルバムを聴いたのをきっかけに性格が暗くなったのかもしれません(笑)。(10年前)




68. dave rodgers ★★ (2005-05-17 23:12:00)

自身が想像する音楽に偽りなく正直に向かい合った結果がここにある名盤でしょう。



69. あきらどん ★★ (2005-05-19 01:28:00)

良くも悪くも、一つの時代とジャンルを作ったアルバム。
ポップとロックの初期衝動を持ち合わせた音楽性、
グランジというムーブメント、
ファンション、カートの死。
その全てが必然であり、流れの上での予定調和と思えてしまう。
ロックの神が時折残す時代の刻印。
偉大なロックの先人とともに、永遠に名を残すバンド。
まさに、良くも悪くも名盤。



70. Hydra ★★ (2005-05-21 21:06:00)

自分が思うにNIRVANAは世界中の人全てに受け入れられるものじゃないなぁと思います。
なにかしら心が病んでたりやり場のない怒りなんかを持った人達の琴線に触れる音楽だと感じます。
こんなに心の暗い部分に響いた音楽もそうはありませんでした。
「カートが自殺したから彼を神と呼ぼう」なんていう気はありません。
彼にはこういう最期が似合うなんていう事をほざいてた人もいて驚きました。
「彼らがいなかったら」 「あのメンバーじゃなかったら」
今の音楽はどうなっていたんだろうと思わせるバンドの一つです。
あんまり曲について触れてませんが今さら自分なんかが言うまでもなく
素晴らしいです。(この表現が適当かどうかはともかく)



71. どざえもん ★★ (2005-07-18 20:16:00)

マジでヤバイ!!
宇宙的なやばさ!!
カッコイイ!!



72. 車屋さん ★★ (2005-08-14 17:21:00)

NIRVANA良いよ。ふと気がつくと聴いてる。こういう音楽って滅多に出てこないと思う。
カッコイイよな-…バンドでコピーしてる奴いたけど、最悪の曲になっちまった。
あの存在感はあのメンバーだったから…。そしてあのカッコ良さも…!!!
今でも最高の1枚に数えられる傑作と言えると思う。




73. ボドムっ子 ★★ (2005-11-30 23:43:00)

音楽はテクじゃない。
っていうのはこういうことですね。
明るいところと暗いところ、どっちつかずな感じが魅力的。
音楽シーンに大きな影響を与えたバンドっていうのはリアルタイムで聴いた方が衝撃が大きいでしょうね。
私が初めてNIRVANAを聴いたときには、もうNIRVANAが存在していなかったので、どうにも残念です。




74. 絶叫者ヨハネ ★★ (2005-12-24 01:32:00)

世の中には偏見のせいで正当に評価されない音楽がありますが、反対に一定の偏見がないと正しく評価できない音楽というのもあるようです。たとえば、このバンドのこのアルバムがまさしくそれ。この作品をちゃんと評価するには、実際に鳴っている音だけでは不十分で「歴史的意義」とか「時代性」とか「カート・コバーンという人物」についての知識が不可欠なのでしょう。ようするに音楽に対する価値基準の中に「時代」とか「ロック」とかいう音以外のファクターを自然に入れられるような感性(こういうのをロックヒストリー的感性というのでしょうか)を持った人でないと、この作品の真価はわからないのかもしれません。よって音楽の良し悪しを語るのに、そういう部分をほとんど考慮に入れないようなタイプのリスナーにはほとんど評価不可能、それを承知で書きます。途中かなりキツイ表現が出てくるので、愛するミュージシャンに対して批判的な調子の感想を目にするのが耐えられないという方はどうかこの先読まないでください。お願いします。

こんな慎重な前置きをしておいて一体何が言いたいのかというと、結局音だけ聞く分にはこれは実に退屈、名作どころか、強烈な不快感すら催すような悪い作品だということです。
とにかくこの全体に漂う、煙ったさ、ダラダラしてしまりのない雰囲気、濁った感情を垂れ流すような感覚、内心で煮えたぎるやり場のない怒りと苛立ち、吐き気すら漂う「人生への嫌気」といった醜悪なヴァイヴレーションに耐えられません。音楽を聴いていて本当に気持ち悪くなったのはこれとToolくらいなものです。本当に。とにかく汚らしいこときわまりない音で、まるで自分の出した糞尿の中でビチャビチャ転げまわっているような音です。聴いているだけで精神が汚染されてきます。

ある意味、これこそ「リアル」なロック、これこそグランジ、これこそNirvanaと絶賛されるのも当然で、確かに(普通とは逆の意味で)聴き手の心に訴えかける力に満ちあふれた作品ですが………、やはり私には無理です。「歪み」や「汚れ」や「痛み」をそのまま露出狂的に見せびらかすようなやり方にはついていけませんし、これが「リアル」なことだとも思えません。あえて表現する価値のないくだらないもの、クズのような感情にわざわざつき合わされているような感覚がしてきます。もっとも低劣で粗雑な感情ばかりを飽きることなく、吐き出し続けているような感じなのです。
こういう種類の表現に接して感動したり、心を洗われたりできるのが「ロック的」な感性なのかもしれませんが、そういうものを持ち合わせていない人間には聞くのが苦痛なだけの作品です。内面の苦しみを好き放題にぶちまけるのは結構ですが、出来ればものいわぬコンクリートの塀や電信柱に向かってやって頂きたいものです。それを聴かされる人間にはたまったものではありません。

ちなみにこれのよさを理解できない奴はロック好きにあらず、という向きには、これを書いている人間は別にロック好きでもHMファンでもなく、ただ自分にとってワンダフルと感じられる音楽とアーティストのファンであるとあらかじめ申し上げておきましょう。いくらロックの歴史を変えた名盤だ、世界中で何千万枚売れた、何百万もの人間に愛されている、崇拝されているといわれたところで、自分が聴いて耳から汚水を流し込まれたような気分にさせられたものを賞賛したり、人に勧めたりはとてもできません。

ちなみに最初にこれを聴いたのは、本格的に音楽を聴くようになって間もない頃で、そのころは予備知識も何もなく、単にジャケットが気に入るかどうかだけでCDを聴いていました。その時はカート・コバーンの名前はおろか、バンドの名前すらまったく知らない状態、「先入観のない無垢で中立な耳」で聞いたのがですが、とにかくつまらないことこのうえなく、さらに上のように不快に気分になってしまいました(余談ですが、同じ状況で聴いたIron Maidenは何故か大好きになりました。だからといってMaidenがNirvanaより優れているとか偉大だとかいうわけではなく、自分にとってこちらの方がよりふさわしい音楽だと思えただけです)。

……その後、みなさんご存知のようにこのバンドの世間的評価を知るに及んで、アゴが外れるほど驚きました。「あれほどつまらぬ、あれほど嫌らしいサウンドが何故……」という感じで、以来ロックヒストリーなるものをあまり信用しなくなり、そういう観点からやたらに賞賛されているバンド(ようするにrockinonとかcross beatがプッシュしたがるバンド)に対して警戒するようにすらなりました。今でもこの手の雑誌や評論家先生方が「ロックの歴史を変えた名盤」(結局そのほとんどは何枚売れたとか、アメリカとイギリスでどれだけ受けたかとかいうくだらぬ基準によるもの)とやらを派手にラッパを吹き鳴らしているのを見ると、つい王様の耳はロバの耳、なにはなくともロバの耳とヒソヒソ声でささやいてやりたくなります。
しかしリスナーの素直な感想(「中傷」ではないよ)が書き込み可のこのサイトですら、何故に賞賛づくめなのでしょうか? しかし……どう聴いてもこれは万人受けするようなタイプの作品ではないと思うのですが。

話はそれましたが、つまり音楽を理解するために、音以外に時代背景や特定のカルチャーやロック・コミュニティー的感性をかなり共有する必要のあるようなタイプの音楽の「敷居の高さ」に自分はついていけない、ということがわかったからです。ようするに同じ時代の空気を呼吸し、同じ悩みや痛みを抱えた者同士でなければ容易に伝わらないような音楽や、良くも悪くも「自己の感情」や「時代の風」や「魂の叫び」を淫らなまでに露わにするような人間臭い音楽はどうにもなじめません。このアルバムはその手の音楽の代名詞のようなものでしょうが、少なくとも私と似たような耳の人なら、どんなに世間的に傑作と仰がれていてもこれには手を出さないほうがよいでしょう。聴くとかえって後悔します。

結局純粋に音楽の美しさや素晴らしさに触れてみたいというのならこのアルバムは聴く価値がないような気がします。「表現」としては圧倒的、ロック史に与えた影響は絶大、しかし音楽としての価値はゼロ以下、というのがこのアルバムに対する私の率直な感想です。

以上、音楽的には好きではありませんが、聴き手に何か言いたい気にさせるものをもったアーティストですし、音楽に対する自分の感性を知るうえでとてもためになった作品ということで感想を書きました。最初から最後まで「一人のリスナーにとってこの音楽がどのように響いたか」「この作品を聴いた時の印象を言葉やイメージに置き換えるとどうなるか」を書いているだけで、別にバンドやカート・コバーンのことを批判しているわけではないし、嫌いなわけでもありませんよ、念のため。そもそも嫌いだったらこんなに長い文をわざわざ何度も書き直したりしないよ。普通とは逆の意味で影響を受けたバンド、音楽っていうことで興味深いという感じです。



75. 絶叫者ヨハネ ★★ (2005-12-27 00:22:00)

あんまり長くてわかりづらくなったと思うので、言いたいことをうんと縮めていうと、この音楽には美感というものがまるでなく、特定の感性を持った聴き手をすごく参らせるようなものが含まれているということ。
自分にとって価値があるもの、霊感でもいいし、美しいと思える音の響きでも、カッコいいと感じる世界観でも、社会への怒りとかフられた彼女への未練でも、ヴァイキングやジーザスクライストや「生ける連続体」への崇拝でも賛美でも、何でもいいけどとにかく「自分たちにとって素直にイイと思えるもの」を表現しているのではなくて、逆に当人自身ぜんぜん価値を感じていないもの、できれば自分の中から失くしてしまいたいようなヤなものばかりをあえて表現しようと頑張っているように聞こえてしょうがない、ということなんです。それで音楽がそのために酷使されていると、そういう感じなのです。

上の方でちょっと不正確な書き方をしてしまったけれど、別にマイナスの感情を表現すること自体が低劣だとかクズのようなものだとか言いたかったわけではなく、ポジティヴであれネガティヴであれ自分たちにとって「どうでもいい」または「こんなもの無い方がマシなのに」と内心で思っているようなものをあえて見せびらかすようなことが無価値だというつもりでした。

で、あたかもそういうことをやっているように感じられるこのバンドの「音楽」(くどいようだけど、バンド自体が嫌いだ、「バンドの姿勢や考え方が嫌いだ」というのと、「バンドの演っている音楽から受ける印象が嫌い」というのとは違うからね。)自分としては絶対に認められないし、どうにも嫌で気分が悪くなる、ということです。



76. ドッペル原画 ★★ (2006-01-03 16:31:00)

やたらとポップに聞こえるアルバム。曲も好きなのばかり。
メタルではないけど自分に衝撃を与えたカッコいいロックアルバム。




77. 先生きのこる ★★ (2006-01-17 12:09:00)

デジタル・ラジオ局、BBC 6 Musicのリスナーにより「過大評価されすぎのアルバム・トップ10」が選ばれたそうですが、このアルバムがなんと堂々の(?)首位になっておりました。
色々な意見があるとは思いますが、私は「あー、なるほどー。納得かも」とか思ってしまいました。好きなんですけどね。



78. 中曽根栄作 ★★ (2006-01-21 00:01:00)

BBC 6 Musicのリスナーに死を。



79. エルヴァ ★★ (2006-02-20 00:00:00)

このアルバムは1曲目しか聴かないし、NIRVANAのCDはこれしか持ってない。
確かに過大評価されすぎのアルバムだと思う。
BBC 6 Musicの「過大評価されすぎアルバム・トップ10」の結果には納得できる。
でも「Smells Like Teen Spirit」だけで、一気に音楽の流れを変えたのは凄い。
この曲は非の打ちどころがない名曲中の名曲だね。
カート信者というわけではないが、彼は音楽シーンの革命児と呼ばれてもいいはずだ。



80. 愛馬 ★★ (2006-03-30 15:08:00)

中曽根キモスw 自分の意見が絶対なんだよねw
非HR/HMアーティストに関するくだりなんかねぇ。ここはHR/HMのHPだからね?
俺も小室は大好きだけど……まぁいいか。
と、おまいもたまにこういう風に誰かにレスしてるから俺もしよう( ´,_ゝ`)
一曲目は有名です。非常にシンプルですのでギターなどは一回聴いただけでコピーできてしまいます。
エアロスミスの誰かが「後々まで残る名曲は皆シンプルな曲ばかりだ」みたいなことを言ってましたがその通りですね。



81. RioT ★★ (2006-04-02 08:04:00)

気に喰わない、何が気に喰わないって音質が気に喰わない。
こういう開放感あふれる音質はNirvanaに合わない気がする、ってのが個人的な意見。
でも実際楽曲は良いのばっかだしこんだけの人が絶賛してるんだから名盤なんです。
それに何と言ってもこのすっきりした音質が受け入れられる一番の理由でもあるだろうし。
長所と短所は紙一重なんだな、って思いました。




82. マンタ ★★ (2006-04-11 21:30:00)

Uteroみたいにヘヴィな音にしてほしかった・・
Smells~とかもっと低音を出してほしかった。。



83. 鉄の処女 ★★ (2006-04-15 17:55:00)

うーん、過大評価されすぎ。悪くは無いけど大して良いとも思えない・・



84. karasu ★★ (2006-05-16 17:51:00)

ボナーストラックが入ってない。(泣



85. karasu ★★ (2006-05-16 17:51:00)

ボーナストラックが入ってない。(泣



86. Chuck*Billy ★★ (2006-05-23 22:59:00)

万人受けはしないだろうし、同じNIRVANAでもユーテロみたいに思い音が好きな人もいるだろうからこのアルバムは過大評価とか言われるのかな?
少なくとも、素晴らしいアルバムだと思う。



87. GIRIGIRI ★★ (2006-07-18 16:42:00)

僕はNIRVANAやカートのファンではありませんが、このアルバムはよく聴きます。
ハードなんですが結構メロディアスなところがいいですね。




88. ピロシキ ★★ (2006-07-26 15:22:00)

いろんなサイトの匿名レビュー(hmvやamazonなど)見るとみんなこれよりIN UTEROが好きっていう人が多いですけど
個人的にこれが一番好きです
少し過小評価されすぎていると思います



89. キッコリー ★★ (2006-08-10 11:08:00)

ズル剥け(笑)。いや、でも、マジでジャケット(音楽もね)には驚いた。カート最高



90. ボッタ ★★ (2006-09-21 22:29:00)

Nirvanaをある程度知り尽くした人なら結局このアルバムに立ち返ると思っている。
鬱だとかネガティブだと必要以上に言われているが、
kurtが音楽に最も望んでいた一番重要な要素がこのアルバムには入っている。
Kurt本人がバイオ本で語っていた
「Nevermindを作品としては嫌いだけど聞いていると時に泣きたくなってくるが事があるんだよ」の一言に集約されているんじゃないかと思う



91. verga de ngro ★★ (2006-10-16 23:37:00)


★ オレ的世界遺産(ロック部門)認定No.062 ★



92. 3割2分5厘 ★★ (2006-12-21 11:34:00)

実を言うと1曲目以外滅多に聴かない。
でもこのアルバム、このSmells Like Teen Spiritのために存在してるんじゃないかな~とも思ってみたり。
ロックの伝説。てかもうみんな聴いてるよね?




93. 10倍太陽拳 ★★ (2007-01-01 16:35:00)

上の方に同じく正直一曲目以外はあまり聴いてない。
後の曲はさらっと聞き流す程度かな。
でもLITHIUMとIN BLOOMは好きですね。




94. 10倍太陽拳 ★★ (2007-01-01 16:36:00)

上に付けたし
あとBREEDもいい。




95. モロッコ ★★ (2007-04-19 23:52:00)

このアルバムは洋楽聴き始めの時に聴いたのを覚えている。はじめて聴いたときはなんだか微妙だなぁと思った。でも今はよく聴くアルバムの1つです。



96. ワイルドライダー ★★ (2008-04-21 00:52:00)

このアルバムはリアルタイムで買っていました。確か91年の冬の初め、グランジが台頭してきた頃、BADMOTORFINGERとFACELIFTと3枚一緒に買ったと記憶しています。
当時はSOUNDGARDENやPANTERAの方が頻繁にNIRVANAより聴いていたんですが、NEVERMINDもなんとなく分かるような気はしていました。決して明るくはないんだけど詩的ないいメロディがあって適度に破壊的なビートがあって。
“シアトルきっての駄目男、カート・コバーン"と言われるだけあって、なんとなく分かる気はしていました。自分も『クールな高校生、クールな高校時代』と言う訳ではありませんでしたからね。
う~む。歴史に残る作品、アーティストですね。
雑誌なんかで特集をよくやるのも分かる気がします。



97. うにぶ ★★ (2009-02-02 20:12:00)

ちょうど極端な音楽ばかり求めていた学生時代に聴いて、「中途半端にポップだなー」とか「やる気なさそうな歌い方」なんて思って、あまり好きではなかったアルバムでした。
でも「SMELLS~」は耳に残って、繰り返し聴いていました。カラオケにも入ってたし。
いつから好きになったか忘れましたが、今では全曲気に入っています。やっぱり曲が良いですよね。




98. Spleen ★★ (2009-05-02 03:09:00)

「昇華されてない」
というのが本作の、ひいてはニルヴァーナの第一印象でした。
確かに音は重いし、ヘヴィだし、ギターの歪みがカッコいい。しかし、それまで聴いていたヘヴィ・ロック勢と違って、鬱屈や怒りをエネルギーに変えた形で叫ぶのではなく、鬱屈のまま吐き出しているというか。だから曲はポップなのに暗くて気だるいのかなと。(その辺はカートのボーカルが最大の要因なんでしょうが)
それでも、高校生時分には既に大分ねじ曲がってた精神には、リアリティを持って響きました。
よく過去のアーティストの作品を聴いて「リアルタイムで聴きたかったな」と思うことがありますが、本作についてはそう思うところが半分、逆にリアルタイムじゃなくて良かったと思うところが半分です。
リアルタイムで聴いていたら、カートの死に対する衝撃は半端じゃなかったと思うからです。




99. はっちゃん ★★ (2009-06-17 12:00:00)

病んでるロック(褒め言葉です)。
確かに肥大化して贅肉だらけのミュージックシーンに爆弾を投下したことでは
ロンドンパンクと重なる部分はあるけれど、音楽的にはパンクというより、
60年代後半のUSガレージに通じるものがあると個人的には思うんだけど。
このアルバムが評価されていなかったら、後にメジャーからリリースされる1stも
知る人ぞ知る的な扱いだったかもしれない。
この1stこそが彼らの本性だと思っている僕は、このアルバムに感謝です。




100. ザ・デトロイト・ロック・シティ ★★ (2009-11-26 10:34:00)

このニルヴァーナの登場により、あらゆるミュージシャンは衰退せざるを得なかったそうですね。
ガンズ&ローゼズを筆頭にマドンナ、ヴァン・ヘイレン、ブルース・スプリングスティーン、モトリー・クルー、ジューダス・プリースト、ポイズン、スキッド・ロウ、ブライアン・アダムス、ボン・ジョヴィ、ブラック・クロウズ....
どれもカート・コバーンが嫌っていたバンド/アーティストばかり。
要するに80年代と90年代は明らかに違うものだという事を感じさせてくれますが、
その中でも「Smells Like Teens Spirit」は全てを語ってくれます。



101. キョン子 ★★ (2009-12-06 23:22:00)

サウンドとしては重く歪んだ次作In Uteroの方が好みだが、
歌詞、メロディー、そしてアートワーク全てにおいて完璧な作品であることは間違いない。
カート・コベインがこのアルバムを嫌悪して(特にSmells Like Teen Spirit)いたのは
有名な話だが、これがバンドのみならず自分自身の運命までも最悪な結末を迎えてしまった。
悲劇を生んだアルバムでもある。
90年代という空気を含んだこの重くそれでいてポップなメロディーセンスには
カートのソングライティングの高さを伺わせる。
BOB DYLANのアルバムに例えるなら、追憶のハイウェイ61といったところだろうか。
いまだにどの曲も聞くたびに衝撃を与えてくれる。
同時に、このアルバムの存在がグランジムーヴメントを終焉へと導いてしまい、
皮肉な結果となってしまった。



102. テンさん ★★ (2010-04-11 11:05:00)

もはや説明不要の名盤です。ですがnirvanaをこのHR/HMの欄に置くのはカートの意思にも反してます。彼らはオルタナティブです。早くHR/HMに移動させてください。



103. ★★ (2010-06-25 06:43:00)

よく過大評価されすぎとか言う輩がいるけど、何を基準に言ってるの?
結局、自分が好きではない・理解できないからとかでしょ。
とにかくコレは名盤。決して1曲目だけのために存在しているのではない。




104. ハジメタル ★★★ (2010-09-29 14:18:46)

ある日、何気にTVを観ているとトリオのバンドが演奏していた。
演奏はうまくないが何かこれは他とは違うと感じた。
翌日、このアルバムを買って聴いてみた。グランジ初体験でした。
シンプルでかっこいい!



105. Zepp神奈川 ★★★ (2010-11-11 13:16:19)

ニルヴァーナの登場によって80年代のLAメタルを一掃してくれた。
この意義は大きい。




106. つぇぺり ★★★ (2010-11-23 22:53:10)

ジャケ買いするであろう90年代の名盤のひとつ
1は永遠のアンセム、ただ個人的にはなんか物足りない
IN UTEROでこれぞニルヴァーナと思った矢先にカート・コバーンが自殺
バンド名のように涅槃となってしまったのが惜しい
たられば話してもしょうがないが、生きてればどんな音楽をやっていたのか興味がある



108. Arsenal / Gunners ★★★ (2012-07-06 20:10:30)

カート・コバーンの歌声が印象的でしたね。 私のバンド活動に多大な影響を及ぼしたNEVER MINDはまさに革命でした。



109. 名無し ★★ (2013-04-22 22:51:21)

文句を言うつもりはないが、ギターリフがBostonのMore Than a Feelingにそっくりですな。

と言うより、PixiesのU Massっぽいかも。



110. 小銭 ★★ (2014-09-17 22:57:06)

HR/HMバンドもNIRVANAも大衆から離れた自分たちの音楽を演るというスタンスでは同じだった


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