メタリカがブラックアルバムによって脱スラッシュ化をはかる中、とうとうメガデスもこのアルバムによって変身を遂げた。 しかし、メロディには本来のメガデスらしさが十二分に出ており、へヴィネス一辺倒に重きをおいたメタリカのブラックアルバムよりは幾分聞きやすい。 無機質さを前面に出したSKIN O' MY TEETHなど楽曲もかなり充実しており全米2位というのもうなずける。 かくいう僕もメガデスではじめて買ったアルバムはこのアルバムでありRUST IN PEACEでもなくPEACE SELLS...BUT WHO'S BUYINGでもない。 良質のへヴィメタルといった感じでメタル初心者の方も聞きやすいのではないだろうか。 いまだに僕の中ではへヴィローテーションの1枚である。
突如の方向転換で面を食らったが、聴けば聴くほど味が出てくる。 雰囲気が独特すぎて、このアルバムをきくと必ず当時のいろいろな個人的な思い出が よみがえる。 ぼくの中ではRUST IN PIECEまでが第一期、COUNTDOWN TO EXTINCTIONだけが第二期、 それ以降が第三期。 ほかのどのアルバムとも似ていない。
'92年発表、5th。 このアルバムは、以前の作品とハッキリ違いがあり、 リズムの強調された演奏がバックに付き、 サウンドプロダクションもクリアーで緻密です。 Skin O' My Teeth、Symphony Of Destruction、High Speed Dirt、Ashes In Your Mouth等はいずれも余裕すらうかがわせる楽曲。 個人的に大好きなThis Was My Lifeは美しく、胸に響く曲。 全体的にこのアルバムは、フッ切れたデイヴ・ムステインとMEGADETHが堪能できる。 しかし、この後ムステインが再びドラッグを・・・。
あぁ、この爺さんなんでこんなんになってもうたんやろな~。こんな独房で飯も食わせて貰えず痩せこけて、服さえ着せて貰えない。辛いやろな~。んっ?、よー見たらこのおっさん宙に浮いてもうてるやん!?。そのまま昇天か?。 さて5thアルバム。最高傑作と名高い一枚であります。 全曲素晴らしい出来です。以前よりもコンパクトに、そしてなるべく簡素化したリフで曲を作っていくという手法が取られている気がします。 「Skin O' My Teeth」は『So Far, So Good...So What!』の「Liar」をもっとポップにしたような曲ですが、これはこれでカッコいいです。「Architecture Of Aggression」はこのアルバムの中でも一番素晴らしいメロディを持っている曲ではないでしょうか。しかしあまり人気はないようで・・・。もう少し展開をドラマティックにしていたら他の代表曲にも負けていなかったと思います。 そして「狂乱のシンフォニー」と「Sweating Bullets」は以後のライヴでも必ず演奏される傑作です。それ以降MEGADETH印とされる、同じリフとリフの間にヴォーカルを挟んで繰り返し、展開していく手法はここで確立されたと思います。いいな~このスタイル。大好きです。 個人的には『Peace Sells~』が最高傑作なのですが、後期MEGADETHの中ではこれが一番ですね。婆さんアルバムもいいですが、やっぱり爺さんだ(笑)。
MEGADETHの最高傑作の一枚でもあり最大ヒット作でもあるのが5THアルバムの本作である。本作は世界的に成功収め作作品であり、今なお多くのメタルファンなどに語り継がれる名盤と言えるような傑作アルバムと言える。そこで本作のサウンドスタイルを簡単に言うと、MEGADETHらしいスラッシュメタルサウンに、ヘヴィネスサウンドを融合させたサウンドと言った感じであるが、スラッシュメタル要素よりもヘヴィネス要素の方が強く感じる面はあるものの、MEGADETHらしいサウンドに仕上げているので聴き応えがある。でも全体的に見るとスピーディーなナンバーがあんまり見当たらないのが個人的に残念だが、彼ら独特の容赦ないアグレッシヴさを押し出しているようなサウンドに関しては見事と言えるし、MEGADETHの最高傑作といって恥じない内容である。個人的にはオープニングを飾る①をはじめて聴いたときのインパクトが今でも鮮明に覚えている。でも個人的にはMEGADETHの最高傑作といえば前作の「RUST IN PEACE」を挙げるが、本作もそれなりに素晴らしい作品だと思うし、最高傑作として否定するつもりはないがそれは聴く者の好みの問題と言えよう。本作はメタルファンだったら絶対に聴くべきだろう。 今回の評価78P