私が生まれて初めて買ったCD(それまではアナログ盤)。 いわゆる「RATTの名作」と言えば「OUT OF THE CELLER」が1番人気なんだろうけど、 HMシーンの先輩格として、BONJOVIになんぞ負けてたまるか!みたいな気合充分の本作をお勧めしたい。 とにかく一気に聴ける隙の無さが良い! 非常に扱いの難しいS.パーシーの声も気にならない・・・どころか最高にCOOLにきまっている。全編に漂う男の色気・毒気も最高。 このCDを友達に貸したところ、1年以上経って、ボロボロになってご帰還なされました。 よっぽどお気に召したのでしょう(・・・っつうか、とっとと買えよ!!!)
Out of the Cellar はRATTのメジャーデビューアルバムで、どちらかというと Round and Round が素晴らしい、とか、Morning After がカッコいい!とか、1曲ごとを評価できるんじゃないかな。でも1曲目からラストまで通して聴くアルバムとしては、僕もこちらの方に軍配が上がると思ってます。曲間を空けないところや、アルバムという媒体をドラマチックに構成しているプロデュース面も素晴らしいと思う。主張する曲とつなぎに徹しつつポイントは抑えてる曲が絶妙に配置されていて、アルバムとしての完成度は今でもあまりないと思います。