1994年4月8日、Epitaph Recordsよりリリースされた3rdアルバム。
前作『Ignition』に伴うツアーの後、1993年10月に本作のレコーディングを開始した。
アメリカ国内だけで600万枚(RIAA:6x Platinum)を売上げ、世界で1,100万枚のセールスを記録。これはインディーズレーベルからの作品としては歴史上世界最高記録であり、ギネスにも登録された。Epitaph Recordsにとっては、プラチナどころかゴールドですら初めてのことであった。
"Come Out and Play"、"Self Esteem"、"Gotta Get Away"のシングルヒットも生まれ、同時期のBad Religion『Stranger than Fiction』、Green Day『Dookie』、NOFX『Punk in Drublic』、Rancid『...And Out Come the Wolves』などとともに、『Smash』はパンクロックというジャンルをメインストリームへ送り込み、1990年代のポップパンクシーンの勃興への道を切り開いていった。
ファンのみならず、評論家からも絶賛された本作は、後にバンドが契約するColumbia Recordsなどメジャーレーベルからも注目された。バンド結成から実に10年を経過しての大成功である。ちなみに、このアルバムだけ“The”が抜けて“Offspring”名義でリリースされている。
Recorded:October–December 1993, Track Record in North Hollywood, California
Producer:Thom Wilson