大ヒットした前作「HEART」と並び賞される傑作。 BBSでHEARTの話題を見て、約10年振りくらいに引っ張り出してきたら、 しばらくの間聴き入ってしまいました。 キャッチーな王道メロディアスHR“Who Will You Run To"に始まり、 パワーバラードの名曲“Alone"、何となく清涼感漂う“There's The Girl"・・・ その後もタイトルトラックを始め、ほとんど捨て曲がありません。 産業ロック的な“You Ain't So Tough"が個人的に好きです。 売れるべくして世に出たアルバムですね。
「ALONE」、大好きです(笑)。 それはさておき、CDでの収録曲は次のようになってますけど。入ってますか? 1 WHO WILL YOU RUN TO 2 ALONE 3 THERE'S THE GIRL 4 I WANT YOU SO BAD 5 WAIT FOR AN ANSWER 6 BAD ANIMALS 7 YOU AIN'T SO TOUGH 8 STRANGERS OF THE HEART 9 EASY TARGET 10 RSVP/RSVP
'80年代のHEARTと言えば、Heartと本作が双璧をなす。 プロデューサーは、Herat以降、超売れっ子になったRon Nevison! そんなわけもあって、本作は前作同様の産業ロックの王道路線を踏襲している。 全体的には前作以上に分かりやすいメロディ・ラインをもつ曲群で構成されており、 その分ハードさがやや後退している感がある。それはそれでいいと思う。 本作の魅力は、Annの優れた歌唱力に裏打ちされた良質のハード・ポップ を存分に収録しているところではないかと思う。Aloneは、その好例であろう。 その他にもWho Will You Run To、These's The Girl、You Ain't So Tough、 Stranger Of The Heartなどハイライト曲を挙げるときりがないほど。 本作を評して、佳曲揃いの傑作と称しても過言でない。
叶姉妹も顔負けのゴージャスなアルバム!!!(汗)。 とにかくバラエティ豊かで色彩のある一作です。 「Who Will You Run To」で掴みはOKだし、続く「Alone」が・・・。これが素晴らし過ぎる、最高だー!!!。これは80年代アメリカが生み出した最強のバラードでしょう。スンバらしい!!!(どうやら実はカバーらしいけどそんなことはどうでもいいっ)。 そして間髪入れずに「There's The Girl」。僕はこの曲が大好きなんです。「Alone」に負けず劣らず最高の曲だと思います。女の子の素直な気持ちが哀愁メロディーに乗って胸の奥にグッと来ます。この曲でのナンシーの歌唱は絶品です。 この「Alone」「There's The Girl」を聴けるだけでこのアルバムの価値は十分にあると思いますが、その後もいい曲が続きます。「I Want You So Bad」もムード満点の夢見るような曲ですし、「You Ain't So Tough」もAメロ・Bメロに反してサビが強烈に哀愁を漂わせています。ちょっと初期のBON JOVIっぽいけど、最高じゃないですか!。「Strangers Of The Heart」はナンシーが歌う極上のバラード。アンも素晴らしい思いますけど、こういう叙情的なナンバーはナンシーの歌がしっくり来ます。ホント魅力的な声をしていると思います。 メロディーを求める人なら聴いて損はないアルバムだと思います。
1曲目「WHO WILL YOU RUN TO」を聴くと、どうしてもYNGWIEの「THE ONLY ONE」を思い出してしまう・・・。メロが同じ。 前作にあったようなハードナンバーが皆無なのはやはりHR/HMファンとして残念ですが、良い曲が多いので特に文句もありません。 この頃のHEARTの作品は、内容が良い上に中古でとても安く買えますから、まったく有り難いことです。