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SICK SOCIETY (1995年)
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SICK SOCIETY
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解説 - SICK SOCIETY
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-07-13 13:11:02)

看板シンガーだったレザー・レオーネが脱退。というかバンドが解散状態となっていたチャステイン総帥率いるバンドが新たに20代前半の美形女性シンガーを迎えリスタートさせたフルアルバム。
サウンドは完全に90年代仕様のヘヴィグルーブが音を埋め尽くすモダンスタイル。とにかく初期の頃の様式美然としたアメリカンパワーメタル路線とは完全に決別した内容だ。

そてにしても、アメリカのロックシーンは人材の宝庫だ。レザーの後任を見事に果たしたケイト嬢のハイパフォーマンスに脱帽。レザーにも負けず劣らずのパワーヴォイスに、女性らしい甘さを巧みに織り込み、女性シンガーであることを高らかに宣言している。音楽性は好みからかけ離れているために幾度、興奮することはないのだが、こういった音楽に耐性もできた今では、この歌声に惚れ惚れする。その為に、3年に一回くらいはフルで手を出す一品。

歳をとると楽しみ方を身につけれるようになるんですよね。新人離れした貫禄の歌声、それが今作最大に聴きどころでしょう。



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