「TIME BOMB」を最後にU.D.O.とは離れてました。再結成ACCEPTもイマイチだったなーということで、ウドが再びU.D.O.を始動させていたこともなんとなく知ってはいたけど特にチェックしてなかったんですが…。 現時点での最新作のこのアルバムはいいですよ!もうかなりのオッサンのはずなのに、ウドの超ガナリHMヴォイスは不滅です!そして楽曲もこれでもかとばかりに正統派な、飾り気のないストレートなHMです。ステファン・カウフマンによる音作りはボトムがしっかりして各パートの分離が良いので、全体の印象が非常に高品質です。彼はDrが叩けなくなってGとして参加してますが、そのGパートが充実してます。(もしかしたらもう一人のGかもしれないけど)各所で聴けるソロパートのメロディの美しさはかなりなもんです。⑤“Dancing With An Angel"ではドロ・ペッシュとウドの美しいデュエットも聴けます。 JUDAS PRIESTにおけるロブ・ハルフォード、IRON MAIDENにおけるブルース・ディッキンソンと同列で語られて然るべきミスターHMのウドを応援していこうと思います!
「Balls To The Wall」の匂いがぷんぷんする。美しい。スケール感がある。最近の、曲がひどく小粒だったUDOには久しく無かった会心の一撃。(前作が日本版も出なかったのに比べ、今作はハコに入っている仕様で、レコード会社も売る気だ。)メロウで、荘厳。ロブが80年代の輝かしい軌跡だけを集めてアルバムを作ったのに触発された?かのような快作。
2002年発表作。パワフルさが抑えめな分地味な感じは否めないですが、メロディアスというか練られた曲が多いので、個人的には「FACELESS WORLD」に近い感じのアルバムだと思う。 ただ中盤にアップテンポのナンバーが幾つかあればよりアルバムの流れは良くなった気がする。 一番よく聴いたのは、ドロ・ペッシュとのデュエットバラードDANCING WITH AN ANGELだし。 次作以降の作品が「攻め」の姿勢を強く打ち出しているところをみると、このアルバムは一つの「息抜き」だったのかもしれない。