ウルトラ級にカッコ良いです!!!! 本当にこのアルバムはもっともっと多くの人に聴いて欲しいッス!!! 確かに音は生々しく、十分にプロダクションされたダイナミックなサウンドではないし、プレイも完璧な整合感とまでは言えないのでそういうのを求める人には向かないかもしれない。 がしかし、とても初期のズタボロハードコア(それももちろん好きだけど)上がりとは思えない完璧なメタルアルバムです。その後のオヤジヘヴィーロック期とも一線を画する、ややスラッシュ風味やハードコアのアグレッションをも感じさせる攻撃的なアルバムで明らかにコレだけ突出してマス。 カール・アジェルのボーカルが何と言っても素晴らしい!!「歌メロはギターのペッパーが作った」みたいな事を以前どこかで読んだことがあるような気がするのだが、そのボーカルメロディーがとにかくカッコ良い。ちょっとクセのある変なメロなんだけどかなりハマります。ヘタウマだけどややディストーションがかった粘着質のある声はとても癖になります。 あとはリード・ミューリンのドラムのキレ味が凄い!!!特にMINE ARE THE EYES OF GODでのキレはハンパないっす。slayerのデイブ・ロンバード並みと言ったら言い過ぎかもしれないけど、でもそれくらいキテます。この曲の重さとキレ味は是非とも聴いて欲しい、コレだけでもこのアルバム聴く価値はあります!! 異端だからこそ成し得たズバ抜けたセンスとオリジナリティーを聴かせる全編興奮のベスト90'sメタルアルバム、是非一度聴いてみてください~。