久しぶりに聴いたが、これは最高に気持ちの良い音楽である。1曲目からヘヴィで陰鬱な独自の世界が待っている。他のアルバムもそうだが、アリス・イン・チェインズのアルバムは、体が疲れきっている時か、もしくはほろ酔い状態の時に、部屋を真っ暗にして聴きたい。アリス・イン・チェインズの音楽を全身に浴びながら深い眠りにつく瞬間の気持ち良さといったら、これはもう至福の一時としか言いようがない。はっきり言って快感である。 私はアリス・イン・チェインズをグランジとかではなく、まったり系ハードロックだと思って聴いている。どうやら、歳月を経るごとにこの手のサウンドが好きになっているようである。当時は退屈に感じる曲もあったが、今ではアルバム全曲を楽しめる。摩訶不思議な魅力たっぷりの音楽である。特に「Sludge Factory」と「Shame In You」が好きである。これはもう、完全にエクスタシーだろう。 ALICE IN CHAINS『ALICE IN CHAINS』快感である。