「これだよ!これ。こういうのを待ってたんだよ俺は!!」・・・久々の衝撃を受けた! たった1度目の試聴で、ゾクゾクするような期待感が走った待望の作品である。・・・この歳にしてこのパワーは・・・本当にスゴイ! エアロ節を残しながらも一般向け路線へと変わって行った彼らだったが、ここで聴けるサウンドは(それらと比べれば)まぎれもなく「伝統AEROCK」満載のモノであり、本当の意味での「復活」を感激じたファンも少なくないだろうね・・・。 1曲目を聞けば、たいていそのアルバムの良し悪しは分かるものだが、まさに圧巻! 「Toys In The Attic」を彷彿させるようなスピード感抜群の「Nine Lives」「Something's Gotta Give」、 キャッチーなメロディーの「Falling In Love」「Fallen Angels」、新鮮なインド味の「Taste Of India」、 泣きのバラード「Hole In My Soul」、カントリー調で味のある「Full Circle」、それから「Pink」これは“流石"の一言。 その他、パンク調の「Crash」、ブルージーなパワーバラード「Kiss Your Past Good-bye」、 そして、「ハイライト」的な存在でもある「Ain't That A Bitch」や「The Farm」等々、個性豊かでインパクトのある曲がズラリと揃っているぞ! 「HM/HR」が(80年代全盛期に比べると)全くというほど相手にされなくなったこの時代に、それも「アメリカ」で初登場第1位!という結果にも現れている通り、どれだけスゴイかがうかがえる。しかも正々堂々バリバリのロックアルバムでだ。シングルのビッグヒットこそなかったが、これは快挙と言っていいのでは? ただ、録音状態はちょっとこもり気味でイマイチかな?・・・。あと、1度聞いただけでこれほどの衝撃だと、わりと早めに「飽き」が来てしまう?かも知れないかも知んない。結構クセも強いので、ある程度聴きこんだ後は、少し間をあけると良いかも・・・。そして他のアルバムが飽きてきた頃に、またこのアルバムを聴けば、もっと良さが分かってくると思うよ! 個人的に、No.1「ROCKS」 No.2「PUMP」 No3「AEROSMITH」の次に好きなアルバムですね。 中古屋にいっぱいある(泣。。。)と思うので、是非是非!
言いたいことは全部言い尽くされた感じですね~。エアロの全アルバムで一番好きです。 なんていうか「飽き」が全然来ない!彼らの持ち味も存分に発揮されていて、曲のバラエティーも豊か。個人的には"Ain't That Bitch"が一番好きです。後は"Nine Lives""Hole In My Soul""Taste Of India""Full Circle""Something Gotta Give""The Farm""Kiss Your Past Good-Bye""Pink""Fallen Angels"が特にオススメ!"Fallen Angels"で飾るアルバムのフィナーレはホント感動的ですよ!! でもはっきり言って全米初登場1位はすごい!なんせ前のブルースフェアバーンプロデュースの3作に比べて大ヒットシングルが出なかったのに、全米はもとより日本でも彼らの全アルバムの中で一番の売上げ。それだけエアロに対する期待が大きかったのだろう、そして見事期待を大きく上回る出来。確かにこれからエアロに入ると言う人にはアクが強いかもしれませんが、どこから切ってもおいしくいただけるハイクオリティーなハードロックアルバムの大傑作には変わりありませんので、ぜひ聴いてください!!
ケースがボロボロになるまで聴き込むアルバムなんてそんなにあるもんじゃないです。 確かに、ブルースフェアバーンの三部作に比べて、楽曲はちょっと弱い気はしますが、 アルバム自体で考えたら、それら3作は音楽性アプローチには違いがあるものの、ROCKSとNINE LIVESの完成度には及ばないと思います。俗に、その3作が人気あるのは、一般受けする曲で構成されているからです。逆に駄作とまで言われた今作は、売れなければレコード会社にまで見放されてしまう状況だった、PERMANENT~の彼らの本来の持ち味を捨てたポップ路線から、GET A GRIPで再びその地位を強固にすることができたおかげで、本来の自由なエアロスタイルに回帰したものなのです。ポップファンが、Ain't That A Bitchの魅力を理解するとは思えません。このような曲があるからこそ、それまでに習得したポップセンスが垣間見えるPinkも映えるのです。 これからのエアロスミスは、いくら期待しても大好きだった初期の頃みたいな音楽性に戻る事はないだろうし、そんな必要ありません。Jadedなんて、メロディーセンス爆発の名曲です。少しでも長く現役でいてくれさえすれば充分です。 すみません、主旨から少しはずれてしまいましたね。
GET A GRIPアルバムからエアロを聞いた自分にとってはこの楽曲の質の変化にとまどい、正直GET A GRIPのほうが上だと思っていたのだがエアロの70年代のアルバムを聞き込むうちに「なるほど…」と何故エアロがこのアルバムを作ったかがわかってくる。エアロの最初の黄金期はTOYSアルバムとROCKSアルバムであると思うがこの時期の彼らの凄さはどこにあったかというとズバリ「生演奏でしか生まれないリアルな音」である。エアロ復活後の3作は確かに素晴らしいのだがそれは事前に「楽曲」を徹底的に練り上げ、それにふさわしいアレンジを「加える」ことによって出来るいわば計算された作品作りの方向性であり、その点がこのNINE LIVESは違う。ここではROCKSでのバンドの生の演奏感覚がリアルに詰め込まれている。特にジョーとブラッドのギターはいかにも計算していない生々しさを貫いている。そしてハードでヘヴィだけでなく、TOYSアルバムの柔軟な楽曲作りが施されているのだからこれは本当に凄い。 つまりこれは復活したエアロ3作のイメージを自ら叩き潰し「これが本当の俺たちなんだ。わかるかい?」とボクたちののど元に突きつけた、21世紀の更なる飛躍へ向けての布石なのだ。
非常に味の濃いというか、人間味に溢れたアルバムです。 とにかく前半の押し寄せるような名曲の嵐。5曲目くらいまででもう買ってよかったと思える内容です。(特に1~3曲目の流れは凄い) 「Ain`t That A Bitch」は間違いなく最高の曲です。 後半少しばかりペースダウンする気もしますが、それは前半の凄まじさからそう思うので、いい曲が揃ってるということに変わりはないです。それに分かりやすいので、万人に勧められるアルバムでもあります。是非持っときましょう。 ところで僕が持ってるのは輸入盤なんだけど、歌詞が到底読めません。