疾走感あるハイスピードな曲の仕上がりが前作よりも格段によくなった。 2曲目のweballegy、5曲目のBlackSheep、8曲目のSanSebastian、 最高速の12曲目Wolf&Raven、ボーナストラックの割にはノリがいい 13曲目のRespect The Wildernessがお気に入り。といか、これらだけのために買っても良い。 そして最終章を飾る大作が14曲目の「The power of one」。疾走型の曲ではないが、ドラマティックな展開と深みの有る歌詞が絶妙。正直言って、この曲でSTRATOVARIUSを越えたかもしれないと思うほどだ。 疾走感あるハイスピードな曲と落ち着いた感じの曲が交互に訪れるので、少々聞き苦しさを 感じるのが難点か。何度か聞いたならプログラム再生でお気に入りだけを聞くといいかも。
このアルバムは最高です!本当に多くの人に聞いて欲しいと思います。他の方々が指摘されているようにいい曲が多いですが、僕は4曲目の「The End of This Chapter」もお気に入りで、曲の美しさと歌詞の恐しさの融合が何ともいえません。ちなみに僕は8/10にヘルシンキでライブを見ましたが、彼らのテクニックは本物ですよ!
日本人好みの疾走感・透明感を持ったサウンドで話題になったデビュー・アルバムに続く2nd。 オープニングが壮大な「WEBALLERGY」、歌メロがメロディアスな「SAN SEBASTIAN」、イントロのキーボードがスリリングな「WOLF & RAVEN」はファンが喜びそうな典型的なソナタのスピード・チューンであり、この3曲がもてはやされるのはわかるが、そこいらの凡百メロスピ・バンドと違ってこのバンドはミディアム・テンポの曲も充実しているのがポイント。 ただ、「SAN SEBASTIAN」だけは個人的にはあまり好きになれない。 悪い曲ではないが、歌メロが美しい割にはバックの演奏があまりに単調な気がしてしまう。 それでも哀愁のあるメロディがとてもかっこいい正に名曲の「BLACK SHEEP」、中盤の「ヘイ!ヘイ!」の掛け声がよいフックとなっている「LAND OF THE FREE」、トニーの伸びやかな歌唱がなかなか素晴らしい「LAST DROP FALLS」、サビのメロディが美しいミドル・テンポの「SING IN SILENCE」、ピアノをバックに歌う静かな曲調から暖かみのあるサビへの展開が美しい「TALLULAH」等、内容は充実している。 「RESPECT THE WILDERNESS」もボーナス・トラックにしておくには惜しい出来栄え。