DARK TRANQUILLITYの最高傑作は?と聞かれればボクは間違いなく「Punish my heaven」が入ってるThe Galleryを挙げます。が、思い入れはこちらのアルバムが上です。 貧乏な学生だった頃、CDはホントに吟味して買えるものを厳選して購入してました。そんなある日、某CD店でこのアルバムがかかってたのです。当時デス声に拒絶反応のあったボクは「げ、またデスメタルがかかってる」とだけ思ったのですが、その内3曲目の「A BOLT OF BLAZING GOLD」が流れ出しました。なんと、デス声とキレイな女声が絡んでる!今となっては使い古された感も否めないこの手法も、93年当時はメチャ新鮮でした。しかしお金のなかったボクは「Now Playing」にあるジャケットをよーく見て覚えたのでした。が、勘違いしてバンド名を「SKYDANCER」だと思ってしまったのです。その後どこに行っても“SKYDANCERっていうかっこ良かったバンド"に出会うことはありませんでした。 1年後くらいにB!誌に載ってるのを見つけ、無事に購入した時は涙出ました(マジ) で、内容は(ここまでひっぱりすぎ)トラッドの影響も感じさせる色んな要素のつまったアルバムでした。疾走曲あり、デスじゃない声もありで、すごい新鮮でした。久しぶりに聴いたらプロダクションそんなに良くないし、デス声と女声の絡みもちょっと唐突だな~とは思うけど、21世紀の今でも楽曲の魅力ではそんなに色褪せてないと思う。