全体を通して捨て曲はないですが、前半の完成度は特筆すべきほど凄まじく、 ①"Strangers"・②"Ready Or Not"・③"Put A Little Faith In Me"・⑤"Reaper"が最高に好きです。 どれもトニーにはうってつけの曲だし、感動的で極上の音楽であります。 その中でもベストチューンは②!これは素晴らしい!いつ聴いてもどっぷり入り込んでしまいます。 後半のハード・ポップな曲が続くところは、個人的にはもひとつですが、決して悪くはないです。 何より、前半の楽曲の充実ぶりを前にしたら、文句の一つも出てきやしませんってもんです。
主役であるミシャ・カルヴィンのプレイは、とてもセンスが良くて、 それほど長くはないソロタイムの中でキッチリ魅せどころを作れているし、 その上エモーショナルですね。うむ、ほんとに実力がありますね~。 だが、それ以上に注目すべきは、そのアレンジセンスだと思います。 全く、なんてドラマティックに仕上げてくれることでしょう・・・! しっかりと各パートのアンサンブルに気を使い,展開の持っていき方に工夫をしてメリハリ,起承転結をつける。 楽曲の完成度にこだわってるし、なんか愛を感じますよ! ①"Strangers"・②"Ready Or Not"・⑩"Heaven Only Knows"等を聴けば,それがひしひしと感じられます。 うん、そうだよ、音楽ってのはこういうもんでしょ!聴いていると、そんな熱い思いに駆られます。