'85年発表。通算・・・何作目だ?これ。 どうもAC/DCのアルバムの枚数って数えずらいよね。オーストラリア盤2枚が1枚に編集されてメジャーデヴュー盤になっているとか・・・。CD化されていないオーストラリア盤と『LIVE AT ATLANTIC STUDIO』を除くと11作目ですか?間違っていたら御免なさい。 このアルバム、世間的評価としては"地味"な1枚とされているのだろうか。あまり誉める言葉を聞かない。だがしかし、彼等のポップでキャッチーな面が嫌味なく出ており個人的にはお気に入りの1枚である。 1曲目「FLY ON THE WALL」、2曲目「SHAKE YOUR FOUNDATIONS」、4曲目「DANGER」、7曲目「STAND UP」」などが良い。
ハードロック・ブームを意識したかのようなモダンな雰囲気が漂う作品。 アンガス&マルコム自らのプロデュースによる音はビッグできらびやかだが、もっと低音を利かせて欲しい気もする。 「SHAKE YOUR FOUNDATIONS」や「SINK THE PINK」は一緒に歌いたくなるし、「DANGER」は、なんてことのないイントロになぜかかっこよさを感じる。 「PLAYING WITH GIRLS」のモダンなギター・リフもいい。 彼らの本質は何一つ変わっちゃいないんだが、どこかアグレッシブさに欠ける気がするのも事実。
『FLICK OF THE SWITCH』のツアーから加入したサイモン・ライトが叩く第1弾。 プロデュースはマルコム&アンガスで、エンジニアは『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』のマーク・ダーンリー。 『FLICK OF THE SWITCH』の不評は不思議で仕方がなかったが、こちらは納得。 輪郭のぼけたボーカル、隙間を殺したサウンド、グルーヴの効かないリズム。 語るべき美点が見出せない。 このアルバムが楽しめるほど熱心なファンなら誰かに薦められなくても聴くだろう。 だから誰にも薦めない。
今までとは多少毛色の違う作品だ。ロックというよりむしろポップのにおいが強いと思う。苦手なかたが多いようだが、自分はこのちょっと違った雰囲気も好きだ。とはいえ「Fly On The Wall」「Shake Your Foundations」は結構なロックンロールナンバーだと思うし、一聴の価値は大いにありだ。
9. AMAROCK ★★ (2009-10-20 03:01:00)
この時期のAC/DCが悪い筈がないでしょー。 前作の大傑作がセールス不振に終わり ・時代の流れ的な醜いプロデュース ・サイモン・ライトのハイハット の二点は本当に気になるんだけど曲は最高ですわ! 本人達も「失敗作」と発言しているけどこの後の二作よりは 全然良いと思うな。 全体的にPOPな曲調?そんな事ないでしょ? だったら名曲「You Shook Me All Night Long」はNGだろうか? AC/DCの本質が歪められた上に分かりにくい名作ですな。 個人的にはこのバンド史上ベスト3に入るんだけど代表作かと問われれば 「全く違う」 と爽やかな笑顔で断言しよう。 でもねぇ・・・このアルバム好きなんだよね。 AC/DCキャリア20年以上のオタクなら理解してもらえると思うんだけど・・・