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MEAN BUSINESS (1986年)
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MEAN BUSINESS
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解説 - MEAN BUSINESS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. クーカイ ★★ (2001-09-05 23:59:00)

'86年発表。2作目。
発表当時B誌のレヴューで69点をつけられていたっけ?音が凄まじくこもっていて、ちゃんとプロデュースしたのかとか言われていた。
ごもっとも。確かに音は良いとはいえない。
だが、やっぱりこのアルバムも私は大好きなのだ。
本作の特徴としては、トニー=フランクリンが大活躍している点を挙げられよう。さすがフレットレスベースの名手。いや、もうたまらん。
トニーは作曲面でも貢献しており、彼が書いた6曲目「DREAMING」が私にとっては本作のベストである。まさに夢の中を漂うかのようで、ジミーのソロと曲の後半にテンポアップするスリリングな展開も申し分無し。
1stと本作では、本作のほうが好きな曲が多い。やはりアルバム隋一のハードロック曲①、ウルトラヘヴィーブルーズの②、ちょっとAORな③と④、単純なリフが妙に格好良い⑤、先にも取り上げた幻想的な⑥、1stアルバムの最後の2曲もそうだったが、清々しくも感動的な⑦と⑧など・・・ってこれじゃ全曲だな。そう、アルバムまるごと好きなのだ。
客観的に見れば、本作も1st同様かなりの聴き込みを要するのかもしれない。しかし、もし私が死んだら棺に入れてもらう5枚のCDには本作と1stが入っているだろうし、無人島に持っていく10枚のCDの中にも間違いなく含まれているだろう。
ジミーさん。ライヴ、録音してあるんでしょう?ZEPの後でいいからTHE FIRMの未発表音源、リリースしませんか?




2. 柴が2匹(会社から) ★★ (2004-01-08 22:49:00)

前作同様、お二人のルーツであるブルース、R&Bが下地の作品です。
唯一ペイジらしいハードなオープニング曲の除くと、どれもロジャースの息がかかった曲が多く
やはり唯一のシンセメインのヒット曲「オール ザ キングス ホーシス」を除くと、殆どシンセが使われていない
非常にシンプルで渋い曲ばかりのアルバムです。
全体をとおして聴くとより前作よりもロジャースの歌いまわしやピアノの旋律が強調され彼のボーカルが際立つ作品となっています。
当時、ハードポップになったバドカンよりもこのザ・ファームの方が70年代を背負い込んだ感がありますね。




3. 火薬バカ一代 ★★ (2018-01-29 22:56:47)

BAD COMPANYを解散させたポール・ロジャースと、LED ZEPPELINを解散させたジミー・ペイジのご両人が、多発性硬化症を患うロニー・レーン(元FACES)のために開催されたベネフィット・コンサートを切っ掛けに意気投合。その後立ち上げたTHE FIRMが’86年に発表した2ndアルバムにしてラスト作となったのがこちら。
ペイジが弾き、ロジャースが歌う…こいつぁ凄いことになりそうな予感!とパンパンに膨らんだファンの期待を他所に、デビュー作で提示されたのはZEP色の薄い、シンプルで飾り気のないブルーズ・ロック。バブルに浮かれる80年代真っ盛りのロック・シーンにおいては、「地味」「期待外れ」と芳しい評価を得られなかったと聞き及びますが、後追いリスナーな上に、そもそもZEPには殆ど思い入れがないボンクラゆえ(BAD COMPANYは大好きなのですが)「ポール・ロジャースの上手い歌が聴ければいいか」ぐらいの過度な期待をせずに購入したことが奏功したのか、本作も十分楽しむことが出来ましたよ。
特にメロウに揺らめくヒット・チューン③や、後半から踊り出すピアノがバドカンの名曲“RUN WITH THE PACK”を思い起こさせる④といった、ブリティッシュ・ロックならではの哀愁と、ロジャース先生絶品の歌唱が堪能できる楽曲はバッチグー。また草原を吹き抜ける一陣のそよ風の如き⑩におけるペイジ御大のGプレイも実に味わい深く美味。
音質やアレンジ面を含め、同時代のヒット作に比べると圧倒的に華のない作風ではありますが、お陰で今聴き直しても時代性を意識せずに楽しむことができるという、ある意味タイムレスな魅力を持った(?)1枚ではないかと。



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