不変といわれる彼らだが、その不変といわれる中にも少なからず彼らは変化をとげてきた。もちろん彼らが生粋のクリエイターであるからこそ進化と受け取られることも多いが、決してそれが全てではない。「SHOW NO MERCY」でそれまでのシーンとは明らかに異なるスピードでデビューを飾った後、続くセカンド「HELL AWAITS」ではその異質のサウンドにさらにドラマ性を盛り込みレベルアップを図る。 そして85年にはスラッシュメタルの究極の容である「REIGN IN BLOOD」を発表。その後4枚目5枚目と立て続けに傑作を世に送り出し、6枚目にはポールボスタフがこれでもかとばかりにテクニカルなプレイを持ち込んだDIVINE INTERVENTIONを発表。それまでスレイヤーの作曲法は簡単に言うと主にハネマンとケリーキングが思いついたギターリフをがんじがらめにつなぎ合わせ2本のギターが絡み合うように構成し、空いたところにこれまた理屈のない感性だけを生かした壊れたギターソロをぶち込むというものであったことが憶測できる(お世辞でも知性的なスタイルとは呼べない)。ただこのあたりから徐々に、相変わらずクレイジーな作風とは裏腹に構成・曲の練りこみをはじめるようになる。前述した「DIVINE~」を聴いていただければ核の変化が如実に伺える。続く7thにおいては時代の風をもろに受けた、悪いいみではない、当たり前のことだ。長いことほぼ同じメンバーでやってるんだからバンドの本質が変わらないことも当然であるし、このバンドに限ったことではない。 さて適当な前置きはこのへんにして、本作では、音楽性がどうとか、速いだのとか、そういうことではないんだよねこの凄さ。もっともっと聴きこんで驚異的テクニックとスレイヤーの刻み・世界観に酔いしれたいと思う。
2回目の書き込みです。まあ、ある意味一回目だけど(前はただのマツソガソ)。改めて聞きなおしてみて、やっぱりすごいなーと思った。今までの中でもかなりの出来。なにより曲順がとてもいい感じになっています。僕は正直言って初期のころとは全然違っていると思いますが、いいものはいい。1曲目のぐわんぐわんとした音とどこかから聞こえてくるアラヤの叫びが不気味で最後のGOD HATES US ALL!!のシャウトがもう完全に逝っちゃってるDARKNESS OF CHRISTから、2曲目のポールのタム回しが超カッコいい&最後の突撃が最高に熱いDISCIPLE(でも最後でスピードダウンしたまま終わってしまうのが残念)から、よく練りこまれて聞けば聞くほど味が出てくるGOD SEND DEATH,次に一気にテンポが上がってまたテンションが上がってくるNEW FAITH、5曲目、6曲目は飛ばして(爆)、ここでまたまたテンションが上がる7曲目のEXILEに、ドラキュラ2000という映画のサントラに使われた9曲目のBLOOD LINE、11曲目でこれまた激しいWAR ZONE そして本作中最速の正統スラッシュで、ポールのドラムがもう鬼としかいいようのないPAYBACK そして15曲目のADDICTの最後の最後であなた、頭大丈夫ですか?と聞きたくなるくらい発狂しちゃってるシャウトで終わる。あ、僕が買ったのは日本版なので海外版には入ってない曲がありますからそこは勘弁してください(12曲目のSCARSTRUCKとADDICT)。すでに気がついた人もいるかもしれませんが、このアルバム最終的には全部いい曲なんですけど、最初聞いたときには印象が薄い曲があります。が、その曲の前後には必ずテンションの高い曲が置かれていてちょっとだれたかな?というところにちょうどテンションが復活するというわけです。だから、初めてでも意外に聞けるというすごい効果がこのアルバムには隠されています。これならこれからスレイヤーをはじめようと思っている人でも結構いけるかも。
Seasons in the Abyssはそれまでの集大成的な内容だった。そこでSLAYERは一度終わってしまったかのように、それ以降ずっとパッとしないアルバムが続いた。特にDIVINE INTERVENTIONには失望した。リリース前にケリーが「REIGN IN BLOODを意識して作った」というインタビューでの発言があっただけに、余計その出来にはガッカリした。最近の若いSLAYERファンにとってはどうかは分からないが、初期からのSLAYERをリアルタイムで知る者としては全然物足りなかった。もうSLAYERが何枚新譜を出してもアドレナリンが高揚することはないと思ってた。 ところが、このアルバムはどうだ!?。 DISCIPLE,NEW FAITH,EXILE,BLOODLINE,WAR ZONE,そして極め付けのPAYBACKを聴く限り、そのクオリティーはまさに歴代の名作と比較しても、最高の部類に入る。
GOD HATES US ALL / SLAYERですがもうやはりへヴィーメタル世界を代表するこのバンドの凄まじさは、スピードと破壊力、さらに優れた演奏技術と歌詞やALBUMタイトルのカッコ良さ、全てが一級品素晴らしいSOUNDを披露してくれます。非常にヴォーカル、その他の演奏も気合が入っていて良いです。
叫びすぎwww アルバム全体で叫びまくってて 喉に負担がかかり レコーディングにも時間がかかったそうな でも 叫びすぎなところがめっちゃ好き!! キラーチューンが多く オープニングが最高!!! God hates us all!!!!! God hates us all!!!! あぁあぁあああ~ いいですわww デイヴがいるときほど速くはない印象で そのぶんヘヴィになったって感じ Reign In Bloodに匹敵するんじゃないの