カイ・ハンセンという男が盛り込むようなJudas PriestやQueenの要素をそれほど隔世遺伝させられずに、Helloween、Gamma Ray、Angraのオリジナルな部分を直接的に取り込んだ新世代のフォロワーバンドなのだろう。とてつもなくビクター音産臭がする純度の高いメロディックスピードメタルである。とりわけThe World Will Be Betterが素晴らしく、久々にこの手の音楽に感動してしまった。間違いなく彼らの代表曲となるだろう。 ボーカルはマイケル・キスクのフェィク部分やアンドレ・マトスの高音部の繊細さなどの歌い回しの上手なモノマネと言えてしまう。昔のバンドは○○のフォロワーと言われても、実際にはかなり距離感があって逆にがっかりすることも多かったたものだが、安心してください。その点では確実に期待を裏切りません。 今の段階ではこういう表現が相応しい段階にいるバンドでしょう。 劇的な要素は十分強いので、Helloweenが時たま織り交ぜたキャッチーな方向の楽曲をガンガン排出出来ればもっとファンが付くはずです。俺も応援するぞー。
フランスのメロディックパワーメタルバンドHEAVENLYの2ndアルバムです。フランスというとあまりメタル?って感じがしないんだけど、我が愛するシンフォニックメタルバンドのFAIRYLANDもフランス産だし全然比べるものでもないんだけど両者をとってみてもとても上品である印象を受ける。・・・っていうかあっちが妖精でこっちが天国って感じか(爆)さて、このバンド、私が今まで聴いてきたメロスピ系バンドの中で1番好きです。HEAVENLY出会ってから毎日毎日こればっかりヘヴィロテしてます。これは間違いなく最高言えるクオリティだろう!!!!!!!ちょっとガンマレイっぽい感じもするんだけど私は断然ヘヴンリーーーーーーーーーー!そう・・・HEAVENLYは————終始止まらないドラマティックな展開にほんのりシンフォニックでネオクラシカル風味を交えつつ劇的なメロディの連続で最初から最後まで凄まじい感動の嵐なのだっ!(涙これぞクサメタル中のクサメタル!(悶涙)クサメタル好きは迷わず購入するといい。気づけば勝手に蒼い涙が流れていることだろう。しかも全トラック最高で捨て曲なしだZe!!!そしてほとんど全部疾走チューンだZe!!!どこかで聴いた様なフレーズが多いのだがそれがまた親しみやすい所なのかもしれない。誰が聴いてもこのフレーズはイイ!と言わせるツボを見事についてくるところも素晴らしい。購入する際に裏面を見て他のバンドのCDの帯には『ヘヴィ・メタル』と記載されているのに対し、なぜかヘヴンリーのCDの帯には『劇メロ』と記載されている。でもそう書いてあるわけがわかる作品だ!!!!(爆メロがクサすぎて劇的すぎて感動して泣く。そもそも1曲目のインストから既に気に入ってしまったから恐ろしい。大体他のバンドの1曲目は2曲目に繋がるインストくらいにしか思っていないのだがこれはもう1つの曲だな。と思えるよ。それでいて2曲目にちゃんと繋がってるからパーフェクト。1曲目「Break the Silence」初っ端から通常曲くらいある長いインストゥルメンタル。といっても私はこのインストが大好きだ。なんて壮大なオープニングなんだろうと思い心を激しく揺さぶられる。これから始まるアルバムのクオリティを予兆させるそんな曲。これだけでもう涙が出そうになる。上品かつ、とても美しいのだ!!!!!!!壮大な宇宙を想像させ、かといって近未来的というわけでなく懐かしく切ない感情がある。どこか宇宙全体から地球を見下ろしているかのよう・・・そう、まるで漫画「「ぼくの地球を守って」のごとくにね・・・。「地球が懐かしい」という言葉が聴こえてきそうな感じだ。とにかく美しいのでここからすぐにアルバムの世界へ入り込める。2曲目「Destiny」1曲目のインストゥルメンタルから続くオープニング疾走チューン!ヤーーーーーーーーーー(叫び初めてここでVoの声を聴くことになるが、ヘヴンリーのヴォーカルはカイハンセン、アンドレマトス系だと思っておいていい。ナヨっとしたパワーのないVoなのだがそんなのはすぐに慣れる。いきなりクサクサのギターフレーズに思わずニヤける。メロディもクサすぎてヤバい。これでもかってほどの疾走感たっぷりで突き進んでいくようなメロディ、サビにたどり着けば悶涙してしまう感動に浸れる。それがまた気持ちがいい。ただの疾走チューンではなく意外に展開もこっており、ソロも非常に美しい。なんて劇的なメロディで展開される曲なんだろう!と思い、感動し、ふと歌詞を見れば「俺はヒーローだ。宇宙人は友達さ」あれれ?(爆)ちょっとオモシロイゼ・・・。3曲目「Sign of the Winner」アルバムタイトルチューン!!こいつがまた素晴らしいんだ!思ったのだが、イントロでサビメロをギターフレーズで展開するところがヘヴンリーには多いが、これぞクサメタルって感じだな。まるでアニメだ。伸びやかなAメロに続くBメロの美しさには天にものぼる気持ちになった。ヴォーカルの声にもっとしっかり!って言いたくなるがそんなのはどうでもいい(笑)そしてサビが最高!シャウトに燃える!目頭が自然と熱くなっていく。このサビを聴いてニヤけないヒトはいないだろうな(笑)これぞクサメタルだ!コーラスも分厚く壮大さ抜群。とても勇壮な曲だ!そして最後のサビの繰り返しに気持ちは死にそうなほど燃え上がるだろう!4曲目「The World Will Be Better」史上最強の劇的な曲!!!!!!!!素で泣けます。今までここまで劇的なメロディを奏でる曲に出会ったことがあっただろうか。この曲は何もかもに感動する劇的な泣きメロだ。更に歌詞が泣ける・・・こんな歌詞と曲が合わさって涙が出ないはずがないんだ。もう号泣ですよ。「世界はもっとよくなるさ・・・」・・・泣くっつーの!!!!!!!(涙この曲は私が今まで聴いてきたどの音楽よりも感動したかもしれない。特にBメロがマジ最高。2回繰り返すBメロなんだが、2回目、Voが上昇してるんですよ。感情も高まりますって話・・・。後ろでキラキラハープシコードみたいなのが鳴ってるのもイイ。Aメロで気持ちしっかりBメロで胸が熱く、苦しくなり、痛い(ホントに痛くなります^^;サビで号泣!!!!!(涙)「虹をみてごらん・・・」(いや、涙で前が見えないよ・・・という突っ込みをいれたくなるほど泣ける曲です。そしてGソロ後のブレイク、なぜそこでテンポチェンジくるんだよ・・・また泣かす気か!?という間奏部分、わけもなく涙をながしていると徐々に疾走してくるこの快感がまたたまらん。もうヒトを泣かせっきりの曲じゃないか・・・。最後なんか「ベラーッベラーーーーーーーー!」って・・・もうやめてくれー!泣くー!涙がとまらないよもうっ!!!!5曲目「Condemned to Die」この曲も感動します。全てが哀愁に包まれたような曲。こりゃもう究極の美の哀愁だな。これを聴いていると何かにうな垂れても強く生きなければならないような気がしてくる特にサビの哀愁度にはやられた。6曲目「The Angel」はもうひたすら4時エンジェル♪4時エンジェル♪♪2分という短さで終わるが4時エンジェルがないとこのアルバムは成り立たぬ。中間におもしろくもないインストを入れられるよりこういうほうが最高だ!!7曲目「Still Believe」非常にキャッチーな疾走曲!!!ヤラレターーーーーーーー(涙キャッチーなのに泣けるのはなんでだろうか!(涙)このアルバムの中では2番目に気に入った曲だ!!!サビに入る直前のブレイクがドラゴンボールっぽいぜ!!!!(謎非常に栄光に満ちた曲だ。美しいメロが畳み掛けるかのようなスピードに乗っ取ってまるでジェットコースター。壮大だ!!!!!!!!!!!!こういう走ったり止めたりの構成に弱いぜ・・・素敵すぎる・・・。Bメロなんかディズニーランドかよ!!!とか思いますよ(笑)しかしこのサビにはやられるな・・・もう降参ですって・・・。気分が滅入ってるときなんかこれ聴いたら一気に立ち直れると思う。8曲目「The Sandman」はなかなかカッコイイ曲です。メロディだけとると普通で大したことない感じはするのだが中間部にいきなりちょっと民族調入ったりしていい感じ。そしてこのGソロの組み立てはなかなか独特で非常にイキだなと思った。9曲目「Words of Change」はちょっとANGRAっぽいなと思ったな。サビの哀愁度はピカイチだろう!!!!!!!メロディのバックに合いの手の様に入りこむストリングスが最高。感情がグっと押されて上昇!もう泣きますって感じ。なんて美しい曲なんだろうか・・・。10曲目「Until the End」イントロからやられました・・・。アルバムの最後を飾るのにふさわしい曲だ!!!!!!引きずり込まれました。戦争がテーマなのだがとても美しさを兼ね備えている曲。中間のクラシカルなソロもとてもいいね。疾走しだすのがまたタマラン・・・。ちょっと一部ルカ節はいってる感じするけど(笑)そして3分23秒~26秒の短いフレーズに注目してくれ!・・・これは7曲目の「Still Believe」のBメロのフレーズだな。こういうのもなんかアルバムのエンディングって感じするんだよなぁ~!超感動スル。4分半過ぎてから静寂なパートへ移るのだがここから劇的な感動が待っている。まるでここは・・・Simon & Garfunkelの「コンドルは飛んでゆく」に似てるぞ(爆)とにもかくにも最後まで感動に浸れる美しい曲である!!!!最後、「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーー!」と叫びますから。ヘヴンリーサイコーーーーーーーーーー!!!11曲目「Lonely Tears」は日本盤ボーナストラックです。賛美歌のごとのクワイアで始まりる美的インストゥルメンタル。ギターが鳴いています(涙)これこそが真の泣きのギターなんだよ。あまりに美しすぎて鳥肌が止まりませんでした・・・。楽器に命が吹き込まれています。HEAVENLY最高だ!!!!!!!!!!!(涙
パクリ元のフレーズに関しては全く知らないのでその話題には触れずに。 ジャーマン好きには是非おすすめ。 ただこの人たちも多くのバンドの例に漏れず、HELLOWEENに並ぶことが出来ないのは クサメロの曲しか作れないからなんだろうな・・・ こういうのを聴くと改めてキーパー2の「Dr.Stein」みたいな曲が重要かってわかる気がする。 別に嫌いじゃないんですよ!World would be betterなんて爽快でいいですね~
1. KUZU ★★ (2001-10-21 19:27:00)
Voは確かに弱い(高音が細く不安定)けど、ぶち壊し迄は行ってないし、これも此処まで来ればある種彼らの個性だね。
オリジネイターかどうかは、もう問題外。FREEDOM CALL同様、先人達のアイデアを、見事に昇華させて、刺激度は遙かに超えている。パクリとは違う。これはこれで、素晴らしい作品と思う。
4. 定ちゃん ★★ (2001-12-06 01:25:00)
8. 29 ★★ (2001-12-26 06:41:00)
個人的には他のバンドからの影響は露骨に感じるものの、それらの先輩バンドを凌駕するであろう勢いがありますよね!特に気に入っているのはコーラスワークの格好良さ。やや貧弱なVoを補って余りある魅力を発散してます。コーラスがこんなに効果的に感じたのはBLIND GUARDIAN以来かも。
以前新譜感想でも書きましたが、魅力の一つが疾走に疾走を重ねるその楽曲スタイルだと思いますが、疾走曲に頼らずに魅力的な曲が書けるようになった時にこのバンドは化けるんじゃないでしょうか?勢いで突っ走っていられるうちはいいけど、それだけではすぐに飽きられてしまうと思います。
頑張れ、HEAVENLY!応援するぞ!