1998年。トーマス・ヤングブラッド率いるKAMELOTの3作目。このアルバム制作直前に元CONCEPTIONのシンガー、ロイ・S・カーンを一本釣りでバンドに迎え入れることができたのはトーマス一世一代のファインプレーだったが、本作ではまだその真価は発揮されていない。曲も悪くないものの、ここぞという盛り上がりに欠ける。この時期にアメリカでこのようなメタル・アルバムを作っていたということだけが評価できる。KAMELOT or ロイ・カーンの作品は全部揃えていたいというコレクター向けの作品と言っていいかも。