OZZYバンドの正式2代目ギタリスト、ジェイク・E・リーが結成したバンドの88年発表の1stアルバム。 ヴォーカルは元BLACK SABBATHのレイギラン、ドラムスはKISSのメンバーでもあるエリックシンガー、ベースはジェイク在籍時のOZZYバンドのオーディションも受けたというグレッグチェイソン。 レイギランのソウルフルな歌唱とジェイクのギターがとにかくカッコイイ。しかも佳曲揃いときているから文句も出ません。といっても渋い魅力なので万人受けするかどうかは分かりませんが、わたし個人としてはアメリカの広大な大地を思わせるこのサウンドが気に入っています。リフが耳に残る1曲目の「HIGH WIRE」、ブルージーで味のある「WINTERS CALL」、疾走ナンバー「DANCING ON THE EDGE」「HARD DRIVER」、どれも良い。でも一番のお気に入りは「DREAMS IN THE DARK」。決して派手な曲ではありませんが、とにかくレイギランの歌が最高に胸を打つ。是非とも一度は聴いて欲しい好盤。
89年発表のデビュー作品。 オジーのバンドで派手なギターを聴かせてくれていたジェイクだが、彼を中心に結成されたこのバンドでは非常にオーソドックスなスタイルのプレーに終始している。 楽曲自体は初期WHITESNAKEのようなブルージーなハードロックで、その代表が“Dreams In The Dark"。ブルージにしてキャッチー、ここを狙ってたんだと思う。 この時期は結構この路線を狙っていたバンドが多く、一種のブームであったように思われるが、今聴いても飽きることなく聴けるあたりに本物の持つ実力を実感することができる。
アメリカ出張の帰りに空港でカセットテープを買って聞いてだんだけど、ヤフオクで売っちゃった。買った人が「希少価値なんです」って言ってたけど。。。 今になって、ダビングしときゃあよかったよ。 もう、アメリカの中古の店でも見かけないもんね。 ♪Sing me a sweet, sweet song...♪だっけ?もう一回聞きてぇな
時代の流れど真ん中のブルージーなHM/HRアルバム、ガンズの登場とBACK TO THEツェペリンな音楽が溢れ返っていた時代でしたね。レイ・ギランの伸びやかな歌唱が器用にサウンドとマッチしており、サバスに加入していて、英国万歳なフェノミナで聞かせていた歌声とはまた違った質感が今作に華を添えています。器用なシンガーですね。派手さは無いものの堅実なプレイと豪華で作りこみすぎた作風ではないスタイルにジェイクがリーダーを務めるバンドとしてファンが求めたものかと言えば微妙でしょうが、良くできた一品です。次作はより深くサザンロックに根差した泥臭さが開花しており、ブルージーな骨太ロックサウンドが好みの方はそちらを聞いた方が良いと思いますよ
〈dancing on the edge〉や 〈hard driver〉 など、スリリング且つ緊張感を伴う展開で見事にヘヴィロックとしての顔を覗かせているし、ギターのトーンも(同時代のGaryMooreやCinderellaのブルースアルバムとは異なり)エッジの立ったディストーシションサウンドでもってジェイク流のブルースHRを演奏しているからだ(ただリバーブなどは控えめで乾いたトーンではある)。ギターフレーズもじっくり聴き込めば、オジー時代と変わる事なく、至る所でスリリングな味わいを堪能出来るのである。