初のセルフプロデュース作で、エンジニアは『BACK IN BLACK』のトニー・プラット。 大筋で『BACK IN BLACK』『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』に近く、三部作の趣。 実際、どの曲もこの2枚に入っていてもおかしくないと思う。 個人的に『FLICK OF THE SWITCH』の大ファンではないが、「特にこの2枚が好きな人」には必聴盤ではないだろうか。 2作と比べると若干硬さの取れたシンプルなサウンドになったが、違和感もなく失敗というほどではない。 発売直後こそRising Power、This House Is On Fire、Flick Of The Switch、Landslide、Guns For Hire、Bedlam In Belgium、Badlandsとほとんどの曲が演奏されたものの、その後のツアーでは完全に黙殺。 なぜここまで冷遇されるのか、まったくもって不思議としか言いようがない。 充実の1枚。
『DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP』が全米3位で『FLICK OF THE SWITCH』が15位。 時の勢いとは恐ろしいものだ。
一番最初に買ったAC/DCのアルバム。何故これを買ったのか理由は定かではない。聞けば聞くほどはまり、ここから私のAC/DCライフが始まる。This House Is On Fireは結構好きです。アルバムとしてはAC/DCの全アルバム中もっとも聞いた回数が多いかもしれない。というわけで、このアルバムに対する思い入れは筋金入りだと自負しております。(笑)
「当時あまりヒットしなかった」事と「代表曲が無い」という二つの理由で敬遠している人がいたら是非聞いてみてください。AC/DCのファンなら文句無しに気に入るハズです。BACK IN BLACKやFOR THOSE ABOUT TO ROCKの延長線上の徹頭徹尾R&Rなアルバムです。いやむしろBACK IN BLACKよりシンプルにロックンロールしているかも・・。 しかしBACK IN BLACKよりこのアルバムの方が好きだというのはさすがに私だけかな・・・?
前作がタイトルトラック以外気に入らなかったので、これを聞いたのは最近なんですがメチャメチャ後悔しました。最高じゃないですか!ブライアン期ではこれが最高、いや、BLACK ICEとROCK OR BUSTも最高だから、どれが一番かはわからないけど、一般的な評価で避けてる人はぜひ聴いてください。低迷期のアルバムと言われることが多いが、個人的には次作からRAZER'S EDGEまでが低迷期。ブライアン版LET THERE BE ROCKという感じの生々しい作風です。